"アンドレア・シェニエ"のブレゲンツ音楽祭の湖上パフォーマンス。
デビット・フィールディングによって設計された湖上のフローティングセット!
毎年夏にオーストラリアのボーデン湖で開催される大規模なBregenz Festival(ブレゲンツ・フェスティバル)が今年もやってきました。毎年フェスティバルで注目を集めるのがオペラの舞台セット。今年も異常な程大掛かりで素晴らしい舞台セットが出来上りました!
今年披露されるオペラはイタリアの作曲家ウンベルト・ジョルダーノによる全4幕のオペラAndrea Chenier(アンドレア・シェニエ)。舞台セットは巨大なシェニエがステージになっています。18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍した新古典主義を代表するフランスの画家ジャック=ルイ・ダヴィッドが描いたフランス革命の指導者ジャン=ポール・マラーが自宅バスタブで刺殺されたシーンが選ばれ、制作風景も公開されていました。
毎年20万人以上の人々がオーストラリアのボーデンゼー湖を訪れ、星空の下、大規模な湖上舞台のスペクタクルなオペラ公演を楽しんでいます。美しい湖畔の風景、ダイナミックな舞台装置、爽やかな夏の夜の情緒、最高レベルのオペラ・アンサンブルが相まって、ブレゲンツ音楽祭は訪れた人にとって忘れ難い体験となります。
フランス革命の指導者ジャン=ポール・マラーの巨大な顔のセット
image © bregenzer festspiele / karl forster
詳細
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舞台上の巨大な本でのパフォーマンスは特殊な照明を使用。
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オーストリアのブレゲンツ湖上ステージの全景
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像の振り付けパフォーマンス
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リハーサル中のステージ
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パフォーマンス
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セット、ライト、彫刻、そして影が溶け込みひとつの作品に
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夜のステージは、フランス国旗を連想させる色で点灯
image © bregenzer festspiele / karl forster
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丸い金色の鏡に吊り下げられたり、ステージから湖に飛び込んだりと、スペクタクルな演出
image © bregenzer festspiele / karl forster
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ディレクター: keith warner
セットデザイン: david fielding
ライティングデザイン: davy cunningham
カスタムデザイン: constance hoffman
振り付け: lynne page
音響: wolfgang fritz
ゲスト指揮者ウルフ・シルマー、ルーク・バジレック、ベンジャミン・ペイント。
演奏は、ウインナーの交響楽団、プラハ交響楽団合唱団、ブレゲンツフェスティバル合唱団。
コンピュータを使ったセットの骨組みの3D完成予想図
image © bregenz festival / simon wimmer
セットの3D完成予想図
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ジャン=ポール・マラーの数字を建設
image © bregenz festival / dietmar mathis
劇場セット建設中の眺め
image © bregenz festival / dietmar mathis