Universe Architectureによる「Landscape House」
写真著作権:Marko Koops
写真提供:Universe Architecture
3Dプリント技術は様々なスケールにおいて我々の生活に革新をもたらしながら、日常生活の中で進歩を遂げている。それはまさに家一軒を建てる勢いだ。オランダの建築事務所、Universe Architectureによる「Landscape House」は、約1000平方メートルのメビウスの帯の形をした住宅で、文字通り内部と外部の区別がなく、壁は折り曲がって天井となり、それが今度は床と屋根に向って湾曲している。それは建築家たちの言葉を借りれば、「無限なる配置の適応性をもった連続する建築」である。しかしコンセプトは別として、この住宅建設は大部分はデザイナーのRinus Rowlofsによって開発された技術に頼ることになる。接着剤で固められた何層もの砂を用いて6m x 9mの区画に「プリント」し、繋ぎ合わせることで完全なる住宅を構築する。そしてグラスファイバーと鉄筋コンクリートのエレメントが、補強と最大限の耐久性のために加えられる。このプロジェクトは2014年に竣工予定で、現在のところ最大規模の3Dプリントプロジェクトであるこの住宅のコストは500〜600万ドルとされている。
連続する空間
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曲線のディテール
写真著作権:Marko Koops
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平面図 / 1階
平面図 / 2階
平面図 / 地下1階
断面図
断面のパースペクティブ