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Annika Fryeによる即興マシン

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Annika Fryeによる「即興マシン」
写真提供:デザイナー

ドイツ人デザイナー、Annika Fryeが、自作の奇妙な回転式成型機械を用いて、試作実験として一連の作品を制作。「即興マシン」という名の彼女のプロジェクトにおいてFryeは、反復という形式にこだわらず多様なオブジェクトを制作している。シンプルな幾何学パターンを成す各成型作品は、短時間で凝固する特殊石膏素材で作られている。空洞型のオブジェを切り抜いて木やその他の素材と組み合わせ、ユニークな要素を維持しながら、花瓶/皿/器などを制作する。

デザイナーからの一言。「私にとって機械とはただの道具ではありません。真鍮製の付属品、多様なスチール管など、基本的な特性を持つ家具部品を用いてこのマシンは作られました。」最初の作品シリーズは、花瓶、容器、ボウルなど異なるアイテムから成る。それぞれのオブジェは無二のものだが、それらは全て八角形のグリッドを基本にして形成され、相互に関係している。30分以内に凝固する石膏を素早く固定すると、容器の外側は研磨され、内側は最終仕上げとしてワニスが塗装される。

このプロジェクトは現在、元Galata Greek Primary Schoolにて10月13日から12月12日まで開催されるJoseph Grimaがキュレーターを努めるイスタンブールデザインビエンナーレでAdhocracy Showの一部として展示されている。


「即興マシン」の動画
ビデオ提供:
Annika Frye

「一見、素材はセラミックに似ているように見えますが、石膏はもっと軽量です。いくつかのオブジェは花瓶や容器として、のこぎりで切り抜いています。このように花瓶や容器、お皿などが完全に単体の型によって形成されます。」


即興マシンで作られたコレクション


即興マシンの全容


一定の可変速度で動くドリル


最初のプロトタイプによる実験


乾燥した石膏


制作過程にて組み込んだ木エレメント


型のディテール


幾何学模様を成す型

イスタンブールデザインビエンナーレ
2012年10月13日ー12月12日

生産、経済、文化的相互作用、生活のクオリティに対するデザインの重要性に焦点を当てることを目的としたイスタンブールデザインビエンナーレが、イスタンブール文化芸術財団によって2012年に初めて開催される。アーバンデザイン、建築、インテリアデザイン、インダストリアルデザイン、グラフィックデザイン、ニューメディアデザイン、ファッションデザイン、その他類似分野を含む主要なフィールドにおける全てのクリエイティブな専門産業に対して開かれたビエンナーレである。


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