英国人デザイナーたちによる「Fit: London 2012 Olympics」のポスター
Fit: London 2012 Olympics Posters by British Designers
セントラル・セントマーティン・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン企画
Lethaby Galleryにて(キングスクロス)2012年7月2日 - 9日まで開催
Window Galleriesにて(キングスクロス)2012年6月29日 - 8月30日まで開催
2012年開催のロンドンオリンピックで見過ごされてきた英国のグラフィックデザインの底深い才能に脚光を当てる機会を持つべきではないかとVaughan Oliver氏とJonathan Barnbrook氏は思い立った。そして優秀な英国人デザイナーたちを招き、彼らに独自のオリンピックのためのポスターの制作を依頼した。今それらの作品がエキシビション「Fit」で展示されている。
Jonathan Barnbrook氏がdesignboomにショーについて語ってくれた。
DB: 「Fit」の目的は何ですか?
JB: ロゴが好きか嫌いかは別として、オリンピックに際してグラフィックデザインの分野が見過ごされてきたように感じています。
イベントを記念するようなポスターは実際デザイン作品ではなかった。
このショーはこの国の最も有能なデザイナーたちをオリンピックのポスターデザインを通して発掘するために企画しました。英国はグラフィックデザインにおける恐らく世界で最も素晴らしい才能を持っていると思います。
出来上がった作品についてどう思いますか?
常にこのようなショーでは、どれだけテーマが人々を感化するかによるし、おもしろいことにどれが一番かに関してはブログ上などで実に様々な人々の見解が存在しているのです。
これが実際のタスクであるかのように企画し、否定的にならずに受け止めることを促しました。そしてまるで公式のオリンピックのためのポスターを依頼されたかのように同様のデザイン「プロセス」をふんでデザインすることをお願いしました。
それは私たちが望んだような議論を導きました。またこの機会がこのイベント及び一般的により広範囲のコンテクトでの社会におけるグラフィックデザインの役割に関する議論を引き超してほしいと願っています。
エキシビション後はこれらのポスターはどうなるのでしょう?
他の)エキシビションの予定はありませんが、ポスターは販売されてその売り上げは学生のための奨学金に充てられると思います。
David Pearson氏の作品
Bibliothequeの作品
Jonathan Barnbrook氏の作品
Morag Myerscough氏の作品
Michael Worthington氏の作品
Vaughan Oliver氏とSi Scott氏の作品
Vaughan Oliver氏の作品
Fit に参加のデザイナー: Ian Anderson, Phil Baines, Jonathan Barnbrook, Bibliotheque,
Neville Brody, Catherine Dixon, Fuel, Graphic Thought Facility, Angus Hyland,
Alan Kitching, Jeremy Leslie, Domenic Lippa, Morag Myerscough, Vaughan Oliver,
David Pearson, Michael C Place, Jake Tilson, Tomato, Why Not Associates,
Matt Willey, Marina Willer, Graham Wood & Michael Worthington
Fitに関するさらに詳しい情報はこちら。
このショーに関するレビューはこちら。
※一部敬称略