イギリスのイルフラコムの沿岸でのインスタレーションに提案されたDamien Hirst氏による「Verity」
イギリス南西部のデボン州の沿岸街、イルフラコムに「Angel of The West」として設置される予定の英国人アーティストのDamien Hirst氏の提案する高くそびえ立つ彫像「Verity」が今発表された。
ステンレススチールの内部枠にブロンズで仕上げたこの彫像は、本の台座に立っている妊婦で、左手でグラスファイバーの剣を頭上にかざし、後ろに天秤を持ち、海の彼方を見つめているというもの。イルフラコムへの申請書では「A Monumental Modern Allegory of Truth and Justice」(真実と正義の記念碑的現代アレゴリー」と呼ばれているこの彫像は、Hirst氏の作品シリーズ「Virgin Mother」の最新の作品とされている。
20,25mのこの「Verity」はイギリス北東部のゲーツヘッドに1998年に建てられたAntony Gormley氏による「Angel of The North」より25,4cm高い。Hirst氏は町会議員にもし必要な建設許可を街が与えてくれるなら20年のローンにて「Verity」(現在3つに区分されて存在する)を譲ると約束した。イルフラコムにおける10代の妊娠率が高いためすでに論争を巻き起こしているこの彫像は駐車場で区切られた湾の端に置かれる予定である。ここはHirst氏の経営する地元レストラン、11 the quayから約90mのところに位置する。
イルフラコム市の関係者は9月にこの彫像に関して決定し、うまくいけば「Verity」は年末までに設置される予定である。
コンセプトイメージ
遠くからみたところ