OlekがサンパウロにあるSESC敷地内の遊び場に制作したインスタレーション「Crocheted Jacaré」
ポーランド生まれでブルックリンを拠点に活躍するアーティスト、OlekがブラジルのサンパウロでSESC Arts Show 2012のためにインスタレーション「Crocheted Jacaré」を制作した。「Crocheteiros」というかぎ針編みのコラボレーターの協力を得て数週間にも及んで現地で制作されたこのプロジェクトは、Olekが「Multicultural mix」(多文化の混ざり合い)と呼ぶノースカロライナ製のアクリル糸とブラジルのリボンを組み合わせたものでMárcia Maria Benevento氏のデザインによるワニの形をした遊び場の外観を完全に覆ってしまうというもの。
このプロジェクトは「事の記憶」という概念のもとに様々な介入をテーマにしているSESC Arts Show 2012の一部。なおこのエキシビションはSESC(社会奉仕交流)非営利文化機関の様々な建物で2012年7月19日より29日まで開催されている。
「Crocheted Jacaré」全体の様子
ワニの頭の部分
ブラジル製のリボンで編まれた目のディテール
歯の周りに施されたかぎ編み
かぎ針編みで覆われたワニ形の遊具
突起物の付いたしっぽ部分