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隈研吾建築都市設計事務所による陸前高田のお年寄りのための集いの場

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隈研吾建築都市設計事務所による陸前高田のお年寄りのためのセンター
全てのイメージは隈研究室の好意により掲載

津波によって壊滅的な被害を受けてから一年が過ぎた陸前高田の街に、東京に拠点を置く隈研吾建築都市設計事務所、東京大学の隈研究室、Italians for Tohokuボランティア組織、在日イタリア大使館及びSant'egidio市によって始められた共同プロジェクトが、お年寄りのための新しいコミュニティセンターを提案しました。この貝殻のような形態のコンセプトは生命と自然の儚い関係性を象徴する水面に浮かんだ蓮の葉からきています。周辺と共に建物をデザインするために歩道を舗装し、樹木に覆われた小山に配置されたこの220平方メートルの建物は、同じく震災の被害を受けた気仙沼に生息する木材を用いて地元の大工たちよって建設される予定です。

このプロジェクトでは住民たちに社会的及び文化的価値のある公共空間を提供し、人間と自然環境の間に存在する信頼関係を再び取り戻すことを意図しています。そして物理的及び精神的再構築が被災者たち一人一人を元気づけ、また喜びを見いだすきっかけとなることを目指しています。


構造の鳥瞰図


敷地図


平面図/1階


断面図


敷地断面図


蓮の葉

プロジェクト情報:
所在地: 岩手県陸前高田
用途: 公共施設
敷地面積: 1000 m2
延べ床面積: 220 m2
階数: 1
構造: 木造
コンセプト及び設計: 隈研吾建築都市設計事務所- Jun Shibata, Kazuyo Nishida, Hiroaki Saito
東京大学隈研究室 - Matteo Belfiore, Salvator-John A. Liotta
共同組織: Comunità Sant’egidio, Italians for Tohoku
推薦: 在日イタリア大使館
構造設計: Jun Sato
※一部敬称略


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