興和テムザックが開発した超コンパクト型コンセプトモビリティのひとつ,「Kobot Beta」(コボットベータ)
先に行なわれた東京モーターショー2011で、興和テムザックが自社開発による一人乗り及び二人乗り用の折りたたみ可能な電気自動車のコンセプトライン「Kobot」を発表しました。
「Kobot」デザインのうちの「Kobot Nu」と「Kobot Beta」は、単独後輪の自由な動きのおかげで非常に小回りの利く一人乗り用3輪自動車です。対照的に「Kobot II」は屋根及び全側面閉鎖型という従来の自動車の外観を取り入れていますが、非常にコンパクトな自動車となっています。これら全ての自動車は高密度都市地域のためにデザインされ、約19mph (時速30km)の走行が可能です。
既に小型である「Nu」と「Beta」においては、伸縮自在なデザインのおかげで駐車する際にはスマートフォンによる操作で車の後輪とシートを前部に折りたたたみ、さらに車長を短くすることも可能です。
興和テムザックは今回発表した自動車がカーシェアリングシステムや都市におけるシャトル便、もしくは公共交通機関によって到着した観光客をその場所からさらに最終目的地まで運ぶ観光地における移動手段として利用されることを想定しています。興和テムザックによると、2012年秋には「Kobot」を生産販売する予定だということです。
東京モーターショー2011にて「Kobot Beta」を試乗運転しているところ
「Kobot II」
「Kobot II」を横から見たところ
「Kobot II」の内観
「Kobot Nu」
東京モーターショー2011におけるモビリティの発表および試乗運転の映像
via physorg