東京都現代美術館(MOT)で開催中の「建築、アートがつくりだす新しい環境」展では、テクノロジーと都市性、そして絶えず変化するグローバルカルチャーへのデザイナーたちの提案と影響を探る。
Amid.Cero9による「Golden Dome」
写真著作権はdesignboomに帰属
東京都現代美術館(MOT)で開催中の「建築、アートがつくりだす新しい環境」展では、テクノロジーと都市性、そして絶えず変化するグロールカルチャーへのデザイナーたちの提案と影響を探ります。このエキシビションはMOTのチーフキュレーターの長谷川祐子氏とSANAAの妹島和世氏、西沢立衛氏の共同企画によって実現しました。
天井から吊られた膨らんだ金色の風船
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28名(グループの出展アーティスト及び建築家)の中のAmid.Cero9はCristina Díaz Moreno氏とEfrén García Grinda氏のコラボレーションチームです。地形パターンへの呼応として膨らませた形態が頭上で浮遊しながら「Golden Dome」を形成します。このフレキシブルな構造は周囲の広い空間の中で内的環境を生み出すとともに、不完全な隠れ場所のような感覚をもたらします。この風船のようなオブジェクトは屋外用のさらに大きなスケールの構造体のプロトタイプとして制作され、溶接点、継ぎ目、固定点及び凹みに基づいたさまざな型が、異なる位置に適応するように作られました。ヘリウムが充満したこの有機的な形態は建築的モニュメントや樹木などの重たい物などによって、もしくは特別に設置された家具類によって(飛んで行かないように)固定される必要があります。そして安価な素材と周囲の環境の利用によって、このプロジェクトは実用的な住居目的の可能性を探ることを意図しています。
大型バージョンのためのプロトタイプであるインスタレーション及び模型
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「3月11日に起きた大地震のような自然災害、もしくは政治的社会的不安は常に世界のいたるところで何らかの形で存在しています。この背景をふまえた上で建築は人々にとって一体どのような存在なのでしょうか?このエキシビションでは日本と世界各地における人間と自然、社会の多様な経験と思考に影響を受ける建築の普遍的表現が地域社会の知識及びテクノロジーと融合して生まれる「発見」を展示しています。」 - 東京都現代美術館
素材のディテール
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下からの眺め
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縮小版模型
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この膨らんだオブジェクトの異なる色や高さによってその下にいる時の体験は変わる
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全体像
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designboomによる撮影
アンティーク家具のシリーズによって抑えられている実大ヘリウム風船のダイアグラム
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designboomによる撮影
サイトマップ
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分布図と模型のダイアグラム
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立面
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平面図
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パターン、溶接点、継ぎ目、固定点と孔のダイアグラム
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designboomによる撮影