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Channel: 世界のデザインニュース(designboom)
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ルーベン・ベッカースによる世界で最も軽い木製テーブル

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ドイツ人デザイナーのルーベン・ベッカースは、‘kleinergleich5(5に等しいまたはそれ以下)という世界で最も軽い木製テーブルを発表し、imm cologne 2014における[D3] contestにて受賞した。この作品は、天板の裏にグリッドのようなデザインを施すことで、強度を保っている。このテーブルには、何層もの木材レイヤーが用いられ、ベンジャミン・フーバートによるリップル・テーブル(4.5Kg)の半分の重さという劇的な軽量化が図られた。テーブルの脚部は、天板裏のスロットに直接はめこむ形になっている。

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

‘kleinergleich5’は、 imm cologne 2014のD3で受賞
画像ruben beckers

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

天板の裏にグリッドのようなデザインを施すことで、強度を保っている
画像 ruben beckers

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

ベンジャミン・フーバートによるリップル・テーブル(4.5Kg)の半分の重さをほこる
画像ruben beckers

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

このプロジェクトは、kassel school of art and designのjakob gebert教授の指導による

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

the legs are slotted directly into the voids within the underside, eliminating the need for a table skirt
image © designboom

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

grid-like design detail
image © designboom

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

table construction detail
image © designboom

kleinergleich5 lightweight wooden table by ruben beckers

D3 contest winner, ruben beckers at IMM colgone
portrait © designboom


JR によるニューヨーク・シティ・バレエ・アート・シリーズ

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画像 JR

2014年のニューヨーク・シティ・バレエの公演に際し、フランスのアーティストJRは、ダンサーやパフォーマーと紙を用いて、ポスターとマンハッタンの劇場の床一面に設置されるインスタレーションを制作。巨大な波形の紙上に、ダンサーの身体を抽象的且つ複雑に配置し、頭上から撮影することによって現る「目」である。柔らかい身体が全体のデザインをつかさどる。折れ曲がる女性のフォームが襞をつくり、いくつもの身体が眼球の虹彩となる。このインスタレーションは、2014年2月7日-13日の3つの特別公演時に公開予定。 

complexにいるDBの友人との対談にて、JRがダンサーとのコラボやコンセプト、NYCについてなどを語る

JRがニューヨーク・シティ・バレエ・シリーズについて話す

映像 NYCB

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JRがインスタレーションの上に横たわる
画像stephanie szerlip

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ニューヨーク・シティ・バレエ: 床一面のインスタレーション
画像 stephanie szerlip

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ダンサーの身体が作品のきめ手
画像stephanie szerlip

MINIによるアイスホテルのスイート・ルーム

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画像 icehotel

スウェーデンのユッカスヤルビに位置するアイスホテルと車メーカーのMINIは、peter koerblerBMWグループ・ワークスのtom allemeier、 viktor tsarski、wouter biegelaarとのコラボにより、2013-2014ウィンターシーズンのデラックス・スイートを制作。アイスホテルで最も広い約41㎡の室内は、他の部屋よりも1m高い天井が設けられ、中にはプライベート・サウナやリラクゼーション・エリアがある。この部屋の滞在客には、プロの彫刻家によるレッスンやMINI countryman(4WD)のレンタルがパッケージとして提供される。

 cave3

cave2

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ice hotel in sweden by MINI

デラックス・スイートは、氷河期の洞窟のような美しさ

ice hotel in sweden by MINI

スイートは、アイスホテル内で最も広い約41㎡

ice hotel in sweden by MINI

滞在客は、プロの彫刻家によるレッスンを受講することが出来る

ice hotel in sweden by MINI

COMME des GARCONS x NIKE によるスーパー・ボウルのアメフト・ジャージ

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スーパー・ボウル2014の試合に向け、NIKEは COMME des GARÇONSとのコラボによるお洒落なアメフト・ジャージNIKE TEAM DEFENDER JERSEY CDGを発表。 

細身に仕上げたこのジャージ、モダンなシルエットにギャルソンのシグニチャーである水玉が施されている。水玉は、東京のアトリエで手作業によってカスタマイズされ、一枚ずつ微妙な柄の違いを生み出している。また、前面と側面のメッシュパネルによる通気性と動きやすさは、ナイキのテクノロジーによる。

‘the NIKE TEAM DEFENDER JERSEY CDG’は、数量限定にてdover street market new yorkで1月31日から発売中。価格は、250ドル(米)。

the federal inc:木の包丁

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The federal inc.によるメイプル材のナイフは、今年のトロント・インテリア・デザイン・ウィークスタジオ・ノース・プログラムにて、designboomが見付けたいちおし商品。

包丁の魅力をもっと斬新にリデザインしたかったと語るのは、カナダの首都オタワで活動するデザイン・ユニットのthe federal inc。彼らが今回注目したのは、料理道具の代表格である包丁。メイプルの無垢材から持ち手と刃部分を切り出し、先端のみに刃物を付けることでイメージを一新させた。ありふれたモノを新たな視点から考えた結果である。この包丁は、今年中に2本セットまたは単品で販売予定。

maple wood set knives by the federal inc. designboom

メイプルの無垢材による持ち手と刃物 

maple wood set knives by the federal inc. designboom

仕上げに、刃物を先端に取り付ける

maple wood set knives by the federal inc. designboom

アップのイメージ

maple wood set knives by the federal inc. designboom

包丁は、2種類で展開

エマ・ハックによるカモフラージュ・ボディペイント

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(上) fans(扇), 2013
c-type print
43in x 43in

個展: エマ・ハック:  アンダーカバー
会場:レベッカ・ホサック・ギャラリー(NY)
会期: 2014年2月19日から3月12日まで

オーストラリア出身のアーティスト、エマ・ハックによるニューヨーク初の個展は、彼女の繊細なボディペイントの回顧展となる。彼女が得意とするのは、迷路のように入り組んだパターンやモチーフ、動物、風景の中に巧みに人間を潜めるヒューマン・カモフラージュ・スタイル。8時間から15時間のライブ・ペインティングを経て完成した作品は、素晴らしいイルージョナルな肖像写真という形でおさめられている。扇子や鳥類、タイル、植物などが、アーティストの手によって、モデルの美貌と一体化する。 

個展のオープニングでは、会場でライブ・ボディペインティング・パフォーマンスを行い、制作の裏側を披露する。

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peacock with yellow butterflies(クジャクと黄色い蝶), 2010
c-print
46in x 46in

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alhambra – granada(アルハンブラ), 2013
c-type print
27.5in x 27.5in

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egrets mandala(マンダラ), 2012
c-type digital print
120 x 120 cm

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papyrus(パピルス), 2013
c-type print
43 x 43in
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hydrangea cradled owl(紫陽花に包まれる梟), 2013
c-type print
46in x 46in

emma-hack-body-paint-designboom-01

マルセル・ワンダースによるカーボン・バルーン・チェア

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画像marcel wanders

マルセル・ワンダースは、アムステルダムのステデリック美術館における個展‘pinned up’にて、軽い椅子「カーボン・バルーン・チェア」を含む数々の作品とデザインを発表した。ヨーロッパで初めてお目見えしたこの椅子は、世界で最も軽い椅子を創るというチャレンジのもと、カーボンとエポキシ樹脂を使って制作。重さは800グラムあまりで、風船に圧搾空気を入れ、仕上げに樹脂で固めるというハンドメイド作品。‘pinned up’は、このような新作を含む400種類ものデザインが集結し、マルセル・ワンダースの個展としては最大級の展示会である。開催期間は、2014年6月15日まで。 

「カーボン・バルーン・チェア」は、試験的な作品ばかりを扱うマルセル・ワンダースのレーベルから限定発売中。

marcel wanders' carbon balloon chair debuts at the stedelijk

カーボンとエポキシ樹脂を使用

marcel wanders' carbon balloon chair debuts at the stedelijk

重さ800グラムあまりのこの椅子は、1998年のKnotted Chairを思い出させる

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風船に圧搾空気を入れ、仕上げに樹脂で固めるというハンドメイド作品

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Pillpack:フルサービスの薬局

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pillpackは、フルサービスの薬局で、日・時間ごとに服用が必要な薬をひとつひとつ包んだ状態で、家まで届けるシステム。服用が決まっている日付と時間ごとに仕分けて包むことで、毎日複数の薬を服用する患者によくある混乱を最小限に抑える。大量に処方された薬を前に、その都度必要な種類と量を取り出して服用するという行為には混乱と間違いがつきものである。これをパッケージ・デザインと先端技術を用いたフルサービスによって解決する。「わたしたちは、みなさんが必要な薬を簡単に正しく服用できるようにしたい。また、それら薬物に関する情報を分かりやすく表示したい」とチームは話す。.薬が包まれたパックの裏には、従来の長い文章による薬の種類や服用方法の説明を改善し、一目でわかるインフォグラフィックが使われている。

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薬のパックは、リサイクル可能な素材を用いたケースに収納され、その都度引き出して使う。

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薬の服用を正しく管理するために必要なものがすべて揃った配達サービス

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箱の裏には、薬の種類と飲み方を表示

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セットpillpack-designboom-02

本社


paolo venturella architectureによる太陽光発電のモスク

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paolo venturella architecture: solar powered mosque in pristina

イタリア人建築家のPaolo Venturellaによる巨大モスクは、プリシュティナ(コソボ)の中心的な建造物の提案である。モスクにおける2つの重要な要素を融合させ、祈りをささげる場所と人々が集合する公共スペースが作られた。幾何学的な視点からは、メッカを向く「キブラの壁」から球体が押しだされたように見える。祈り用スペースは、2つのセクションに分かれていて、小さいスペースが月曜日から木曜日に使われ、広いスペースは金曜日や行事に使用される。これらの場所には、いくつか高さが異なるスペースが設けられていて、男女は、同じ空間の中にいながら、異なるスペースで祈ることが出来る。教育、社交、事務、商業用のスペースは、このような神聖な場所からは隔離」されている。封筒のような形状は、ドーム状のお祈り用スペースが作られたことによる産物である。何枚ものルーバー板を重ねたファサードには、薄い光電池用フィルムが施され、モスクと関連施設の電気を供給する。

歩行者用エリア

丸い形状は、1日中日光の恩恵を得ることが出来る。また、ルーバーによって、内部への直射日光を防ぎつつ、照度を保ちながら外の景色も見えるようになっている。北向きの「キブラの壁」は、寒い季節には外部から熱を吸収して、内部に放出する。

キブラ(正面)

ファサード

内部の各セクション

中の様子

詳細(ソーラーパネルと空調)

図(メッカの方向を向いた壁と信者用の巨大ドームがドッキングし、祈り用のスペースが誕生)

サイト図

設計図

デザイン・チーム:

paolo venturella, angelo balducci, luca ponsi, paolo gaeta

klemens torgglerによる折り曲がるエボルーション・ドア

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klemens torggler's hingeless flip-panel door folds open like origami

レールがないところで折り紙のように折り曲がりながら開く扉「エボルーション・ドア」は、オーストリアのアーティストklemens torgglerによって開発。この構造は、彼が得意とする様々なコンセプトのひとつである。「レールがなくても使えるため、色々な使い方が出てくるだろう」とアーティストは語る。

マジックのように折り曲がりながら開く扉の動画は、こちら

[h/t] gizmodo

プレイオフィスによる子ども用屋内ジム

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画像playoffice 

スペインのスタジオplayoffice は、子どものための家庭用室内ジムをデザイン。居間が公園だったら!と幼いころに夢見た人は多いはず。子どもたちが登れるブルーの壁は3階まで続き、従来の運動施設とは異なるカラフルなインテリアとシンプルなエクサーサイズ用遊具にて、家族の体力やバランス、筋肉の協調などを試すことが出来る。打ち放しコンクリートの壁とブルー系の色彩は、遊び心を満たしつつリラックスを促し、健康的な子どもを発育するための空間になっている。  

クライミング・ウォールなどの遊具は、家庭用ジムとしての様々な機能を持つ

大きなクライミング・ウォールは、家の中心を占める

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クライミング・ウォールは3階まで続く

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ジムで子どもたちが遊ぶ様子

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運動エリアは、子どもの身体の発育を促す

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色々なアクティビティ

天井からブランコにぶら下がる

子どもたちがジムで遊ぶ様子

ジムの遊具

青いクライミング・ウォール

クライミング・ウォール(ズーム)

loïc bardによるトーキョー・テーブル

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画像 loïc bard alexandre gergely larouche

‘tokyo table’は、モントリオールで活動するデザイナー loïc bardによる作品で、彼が今までにデザインしたテーブルや照明器具と同様で、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えた遊び心溢れたデザインになっている。 このテーブルは、デザインブームがトロント・インテリア・デザイン・ウィーク(IDS)2014で発見。ナチュラルなオイル仕上げのメープル・テーブルは、子どものころに旅した日本の思い出と静かな冬の雨を彷彿させる。「わたしは、静かな空間やお茶の儀式を想像しながらこのコーヒー・テーブルをデザインしました。トーキョー・テーブルは、シンプルな美しさに、ノートパソコンや雑誌、新聞や本などにぴったりのさりげない収納という機能が備わっている。」とデザイナーは語る。

tokyo table by loic bard features discreet storage compartment

 IDS 2014にて出展されたメープル・トーキョー・テーブルにはさりげない収納が搭載されている

tokyo table by loic bard features discreet storage compartment

 このテーブルは、ナチュラルなオイル仕上げで、子どもの頃に旅した日本を彷彿させる

tokyo table by loic bard features discreet storage compartment

本やノートパソコン、雑誌、新聞などをすっきり収納

tokyo table by loic bard features discreet storage compartment

新しいデンマークの産業連盟本部のLEDファサード

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confederation of danish industry headquarters interactive LED facade

2013年5月、コペンハーゲンのデンマーク産業連盟本部ビルの改築工事が完成した。設計の大部分は、デンマークの建築事務所transformによるもので、メディア・ファサードを用いて様々なビジュアルをビルのまわりに映し出し、コペンハーゲンの中で最も交通量の多い場所で表現出来るようになっている。

光の言語が対角線状のLEDが施された建築物の外壁を占領するというこのコンセプトは、kollision、martin professional、transformのコラボレーションにより実現した。様々なデザインがkollisionの再生システムに合わせた光のプラグインとなり、デンマーク産業連盟グラフィック部門の制御によって外壁に映し出される。再生のスピードや色、方向などを変えることによって、何千という表情を創り出す。光の構成は、建物のLED8万個全てを表現する3Dプレーヤーによってプレビューすることが可能である。また、このシステムは、通行者とのインターアクションを促す素材を扱うことも出来る。


迷路イメージ
写真提供: kollision

 昼、夜、特別仕様など、ファサードのコンテンツに関するデザイン・マニュアルが専門家チームによるプロジェクトで展開され、クライアントは規定やガイドラインを用いて、ブランド・建物・地域をつなぐインターフェースとしてのファサードを活用することが出来る。


video courtesy kollision


迷路イメージ(大写し)
写真提供: kollision

氷のクリスタル
写真提供: kollision


長方形イメージ
写真提供: kollision

カラフル・イメージ
写真提供: kollision


数字イメージ
写真提供: kollision


デジタル・イメージ
写真提供: kollision

vinylize の廃棄レコードによるメガネ

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vinylize’のメガネは、ハンガリーのtipton eyeworksにてハンドメイドで製作されている。ザッカリー・ティプトンは、メガネ・フレームに用いる新しい素材を探し求めていたところ、父親の古いレコード・コレクションに遭遇し、レコードを新しい形で活用するアイデアを思いつく。最初のコレクションは、ブダペストのフリーマーケットで見付けたコミュニスト・レコードのもの。半世紀も前のレコードでも、まだ聞くことは出来たが、熱による影響を避けるために生分解可能なセルロース・アセテートを用いて加工。チームによる何年もの試行錯誤の結果、最も長持ちするプラスチック製品にひとつであるレコードをメガネという形にすることに成功した。

glasses04

なぜvinylizeのフレームは日光を浴びても溶けないのか?
映像 zack vinylaskey

‘vinylize’は、リサイクル素材を使って質の良いメガネを作ることを信念に設立。古いレコードを用いたコレクションによって、さらに個性が際立つことになる。フレームは大ぶりで、太く、荒削り。そして、そこに刻まれた溝がデザインの重大要素である。このプロジェクトは、リユーズやリサイクルを推進する。


vinylize toney

vinylize-eyewear-designboom01
レコードの溝

アセテートとビニールによるラミネーション

ハンドメイド


切取り部分


ケース


vinyl=glasses

michael allen によるヒゲのフォント

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michael allen shaves a font from his face for alphabeard

全画像 michael allen 

ニューヨークを拠点に活動するデザイナーのマイケル・アレンは、自身のヒゲを犠牲にして新しい書体を制作した。‘alphabeard(アルファベアード)’と名付けられた句読点を含む全アルファベット文字のヒゲ・フォントは、デザイナー本人による丁寧なグルーミングによって完成。ヒゲの濃さを調整して表現するボールドやミディアムといった太さのバリエーションや、ヒゲを伸ばして作り上げる曲線や直線による様々な文字。以下、その全アルファベットを公開。そして、designboomという文字も!

michael allen shaves a font from his face for alphabeard typeface

ヒゲ・フォントの全て

Alphabeard_closed


顎鬚も活用

michael allen shaves a font from his face for alphabeard typeface

顎鬚を使った書体

michael allen shaves a font from his face for alphabeard typeface

 太字と中間のバリエーション

michael allen shaves a font from his face for alphabeard typeface

ヒゲのdesignboom!


NEXT architects による街をモチーフにした保育所

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全画像 NEXT architects
撮影 jeroen musch

球体の天窓から光が差すこのアムステルダムの子ども用施設は、ヘスティアといい、その由来は家庭と建築の神である。NEXT architects + claudia linderは、古代ローマ時代に建設された都市レッジョ・エミリアをヘスティア・デイケア・センターに導入。レッジョ・エミリアの教えでは、人を取り巻く物理的な環境が子どもの成長過程に多大な影響を与えるため、第3の教師とも呼ばれる。この教えを施設のスペースデザインのコンセプトとして取り入れ、街という形で表現した。天井の高さや広さの異なる様々な部屋が子どもたちの好奇心をくすぐる。また、街のような構成の中で生活することは、方向感覚の育成や脳の刺激になる。

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レッジョ・エミリアの‘the hundred languages(100カ国語)’という概念は、子どもたちは少なくとも100種類の方法で自己表現をするべきであるというもの。そのタイトルが文字通りに表現され、施設のサインや看板が複数言語になっている。 

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建物内は、様々なモジュールの組み合わせで、大小のグループ・ワークが可能。 

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子どもたちは、ドアの下の開口部から入室。

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ランチ・ルームは、インターアクティブなコミュニティを形成する目的がある。

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四つの壁に隔てられることがないスペースで遊ぶ子供たち。 

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街のように、色々な景色や通路を探求させたい。 

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インドアとアウトドアの教室は、ヘスティア・デイケア・センターには必須の存在。

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木目調のパネルや家具によるスペース。

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展開図

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セクション

プロジェクト情報

建築家: next architects
コラボレーター: claudia linders
場所: rivierenbuurt, amsterdam
プロジェクト名: hestia
プログラム: daycare-centre
面積: 470sqm
費用: €690.000,00
デザイン: march 2009
最終デザイン: july 2009
完成: july 2011
設計アドバイザー: pieters bouwtechniek, rogier schuch/paul rijpstra
技術: cad 4, jan willem rotmensen
工事: reimert bouw en infrastructuur
インスタレーション: valstar simonis
写真: jeroen musch

アディダスによる世界初ニットのサッカーシューズ

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画像 adidas AG

快適な履き心地と裸足のような反応性を確保しつつ、従来のパフォーマンス・シューズと同様のプロテクションを実現するため、アディダスは世界初ニットのサッカーシューズ「サンバ・プライムニット」を発表。限定品として展開するこのシューズは、足先からかかとまでがニットで編み上げられており、足を保護するオーダーメイドの第二の皮膚ともいえよう。高いレベルの柔軟性と履き心地を兼ね備えたニットのスパイク「プライム・ニット」に使われる糸は、特別なコーティングによって水を弾き、従来のサッカーシューズと同様の安定感と強さを発揮。

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

この生産方法からは、材料の無駄が発生しない

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

「サンバ・プライムニット」は、アディダス史上最もサステイナブルなサッカー用スパイクである

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

 指先からかかとまで編みあげたニットのサッカーシューズ

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

特別な素材(糸)を使って、従来のサッカー・シューズと同様の安定感とプロテクションをほこる

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

糸に特別なコーティングを施しているため、防水性が非常に高い 

adidas launch samba primeknit - the world's first knitted football boot

網目

stereotankによるニューヨークの小さな図書館「Little Free Library」

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ニューヨーク建築リーグ(the architectural league of new york) とぺン・ワールド・ヴォイシィズ・フェスティバルのコラボレーションによる小さな図書館「little free library」は、ベネズエラの建築家Marcelo ErtorteguyとSara Valenteによってデザインにされ、ノリタ地区セイント・パトリック通りのOld Cathedral Schoolに立地する。コンセプトは、過ごしやすい住環境の提供することであり、利用者がのんびり本を閲覧したり、借りたりすることに没頭できるように作られたという。逆さにしたプラスチックの桶と木材スタンドで出来たこの図書館は、外から中の様子を覗くことが出来るようになっており、中に入るには中腰になって黄色の部分を潜る。

図書館に入る様子 

閲覧するひと

利用者たち

外から覗いた様子

内側から外を覗く

所蔵本

下からのアングル① 

下からのアングル②

付近の様子(St. Patrick’s Old Cathedral School)

至近距離から

付近の様子(プリンス通り)

echo yang:懐かしい日用品が生み出すアート作品

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 ‘autonomous machines(自立アート)’を制作したecho yangは、新しい技術と古い技術の実験に際して、「手巻き式の目覚まし時計やウオークマン、ブリキのおもちゃといった昔懐かしい旧式日用品の世界とは、どのようなものだろう」と考え、様々な生活用品が自立してアート・ワークを生み出すことが出来るような仕掛けを施した。ネジを回すと回転を続けるブリキのねじ巻き玩具に絵具をつけた麺棒を取り付けると、紙面に無数の点が描かれる。回転するウオークマンにペンを設えるとコンセントリック・デザインが生まれ、掃除機のブラシに絵具をつければ抽象芸術を完成させる。

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ブリキの鶏による作品

「autonomous machines – tin toy(ブリキの玩具)」
映像 echo yang

echo yang programs walkmans, shavers + vacuums to create autonomous art

ウオークマンの作品

echo yang programs walkmans, shavers + vacuums to create autonomous art

ウオークマンの作品:完成

「autonomous machines –walkman(ウオークマン)」

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art

手巻き式目覚まし時計

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art
手巻き式目覚まし時計の作品:完成

「autonomous machines – wind up clock(手巻き式目覚まし時計)」

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art
電動髭剃り

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art
電動髭剃りによる作品

「autonomous machines – electric shaver(電動髭剃り)」

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art

ミキサーによる作品

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ミキサーによる作品:完成

「autonomous machines –hand mixer(ミキサー)」

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art
掃除機

echo yang programs everyday obsolete machines to create autonomous art
掃除機による作品

「autonomous machines – vacuum cleaner(掃除機)」

坂茂によるスウォッチとオメガの本社

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スウォッチとオメガの新本社のコンペを勝ち抜いたのは、ブランド・アイデンティティと地形の関係を基調にした坂茂氏のアイデアである。課題は、この地域を活性化させるために、敷地を拡大した上で整備するというものだったが、日本人建築家の坂茂氏は、オメガの旧社屋を残して初期の面影を残す案を提示した。

オメガのプロダクション・ビルは奥の木骨造り部分、両者の他機能は中心部にまとまっている。カーブがかかった丸みを帯びたシェル部分がスウォッチの本社ビルである。スウォッチ本社のシェルとオメガの中央ビルがつながる広いスペースとオーバル型のホールは、スウォッチとオメガの美術館になる。

スウォッチ本社の曲線を描く木造シェルは、オメガの中央ビルとスウォッチ本社の間に立地するHayekプラザを覆う

image © blaser architekten

オメガの中央ビルは、屋根にソーラーパネルを用いる

image © blaser architekten

中央ビル: 柱で底上げされている1階部分は、スウォッチとオメガをつなぐ役割もある。

image © blaser architekten

曲線を描く木造シェルは、透明素材やスウォッチのブランド・アイデンテティのクロスの支える膜のようになっている

image © blaser architekten

ショールームには、光があふれる

image © shigeru ban 

オメガのプロダクション・ビルは、光沢感と屋根に特徴がある

image © shigeru ban

全体のレイアウト

image © shigeru ban

スウォッチの本社、オメガの中央ビル、そして工場地がつながっている様子

image © swatch group

曲線を描く木造シェルは、オメガの中央ビルと一体化すると同時に、Hayekプラザの屋根となる

image © shigeru ban

プラザの様子

image © blaser architekten

緑あふれる公共スペースとプラザの様子

image © swatch group

スウォッチ本社の木造シェル

image © swatch group

オメガの中央ビルと美術館のオーバル型ホール

image © swatch group

オメガ中央ビル: 詳細

image © swatch group

スウォッチのブランド・アイデンティであるクロスを用いたシェルは、空気循環を促す役割をも果たす

image © swatch group

オメガ本社の木造フレーム構造

image © swatch group

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