計画的な建築と彫刻的な直観の狭間にある複雑性と類似性への理解に対する取り組みとして、Daniel Arsham 氏がギャラリー空間に設置された発泡スチロールを掘り続ける。
Daniel Arsham / 「Snarkitecture: dig」
ニューヨークのStorefront for Art and Architectureにて
2011年4月22日まで開催
ニューヨークの Ohwow と the Storefront for Art and Architecture が、掘削の構築を探求するDaniel Arsham 氏による「 Snarkitecture」 というインスタレーションとパフォーマンスを公開します。Storefront のギャラリースペースは今現在、建築材料の発泡スチロールの塊で塞がれ、それをArsham 氏がハンマーやつるはし、のみなどを用いてこの工業原材料を奇妙で予期せぬ空洞に変換します。
日々変化する様子の写真。
Storefront の正面ファサードは通行人のための人間版アントファーム(アリの巣)として機能し、Arsham 氏は一ヶ月の継続期間を要するインスタレーションを通じて構築される空間に滞在しながら作品を作り上げています。これは建築計画の精密性と未知の解放/原始的な建築と現代的な建築/人間自らの単純な本質性によって覆い隠されたデジタル的起源の複雑性の間に存在する実験を意味しています。
このインスタレーションの前に、このギャラリー空間では記号の精度と想像上の解放/彫刻的直観によるデザイン論理の間にある概念の研究と対話に関する一ヶ月間のエキシビションが行なわれました。インスタレーションが終了した際には、全ての使用材用が再生利用のために製造業者に返還される予定です。