エキシビション「Art in the Streets」
ロサンゼルス、MOCAのThe Geffen Contemporary館にて
2011年8月まで開催中
MOCAのThe Geffen Contemporary館でのインスタレーション「Art in the Streets」の様子
写真著作権はdesignboomに帰属
designboomがMuseum of Contemporary Art, Los Angeles(MOCA)で行なわれている60名の国際的アーティストたちが繰り広げるグラフィティとゲリラアートのインターベンション(干渉)を特徴とするエキシビション「Art in the Streets」を観て来ました。この展覧会は1970年代前半に始まって以来のそのムーブメントに関する初めての重要な博物館における概観として Jeffrey Deitch氏、Roger Gastman氏、Aaron rRose氏がキュレーターを担当しています。
メインフロアはBanksy、Keith Haring、Rammellzeeといった影響力を持つアーティストの作品の展示空間を含む小さな展覧会会場に分割されており、異方向に広がる空間の特別セクションでは、「Cholo Graffiti」やダウンタウンでのスケートボードカルチャーなどのジャンルに対してロサンゼルスの特殊な作品が見所で、また歴史的コンテクストが階の上部にアートワーク、写真、ビデオ、エフェメラによって図表化された広範囲にわたる年表で説明されています。
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1966年型Buickなどといったカスタマイズされた車が目玉なエキシビション
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今年始めに、イタリア人アーティストBluによって依頼された壁画をJeffrey Deitch氏が批評したところ、エキシビションがアートの商業化に対する反逆として始まった運動を制度化するための批判を受けました。実際アーティストBanksyはエキシビションが終了するまで「Free Mondays」を支持し、次のように述べています:「特にグラフィティを見る必要はないと思うよ。ただそれを排除したかったら金は払うべきだ。」
このエキシビションではまた特に多感な来場者のうち多感な若年層の間で破壊行為に対する公式的なセレブレーションに問いかけながら、保守派の間では議論を呼んでいます。
このエキシビションに関するさらなる記事に引き続きご注目ください。
展示の様子を上から見たところ
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展示の様子を上から見たところ
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上階に展示されている歴史の時系列
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Steve Powers氏によるインスタレーション
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Shepard Fairey氏による作品
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Swoonによるインスタレーション
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Banksyによる作品
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