スペインの建築家Elisa Valero Ramos氏から「Studio on number 17」の写真が送られてきた。
スペインのグラナダに建つElisa Valero Architecturaの設計による
「Studio on number 17」
全ての掲載写真の著作権はElisa Valero Architecturaに帰属
写真撮影:Fernando Alda氏
スペインの建築家Elisa Valero Ramos氏から「Studio on number 17」の写真が送られてきました。このプロジェクトはスペインのグラナダの最も古い地域のひとつに計画された高さがあり幅の狭い職住一体型の建物です。3.6mの幅に10mの高さを持つこの建物のデザインは、内部空間の階において天井高を多様にすることで狭い敷地という欠点を補っています。
通りからガレージの眺め
グラナダの伝統的な住宅を参考にしたこの多層階の建物は通りに対して閉鎖的に、空と庭に向かって開放的になっています。正面ファサードは一定のリズムで開けられたたくさんの幅の狭い開口部が特徴的です。1階にある入り口にはスライド式のガラス戸が設けられており、ミニマルなインテリアに透明性を与えています。ファサードのパターンはガレージの床スラブ上に連続しており、いくつもの長方形の構造ガラスの開口部が目に留まります。地階は自然光の享受する一方、夜になると通りからも知覚できるような鮮明な照明効果を生み出します。
ファサード
ひとつひとつが積み重なった仕事エリアと居住エリアは実用本位な形で構成されています。狭少敷地に反して内部空間は自然光を注意深く操り、居室の高さを変えることで、豊かなものになりました。階段を後方に設けることで、全ての階の開放的なレイアウトを保ち、不必要な仕切りを設計から排除することで、中央部分にオープンな空間を設けています。
インテリア
地階
屋上テラス
上空から見たところ
平面図/ 地階
平面図/ 地表階
平面図 / 2階
平面図 / 3階
平面図 / 4階
平面図 / 4.5階
平面図 / 屋上階
断面図
project info:プロジェクト情報:
延べ床面積: 198.60 m2
共同設計者: Leonardo Tapiz Buzarra氏
建物測量者: Maria de Los Llanos Martin Romero氏
施工会社: Botarel Obrass s.a.