sander wassinkの作品は、脱構築主義的なモノづくりの傾向が強く、‘素材‘を活用して新しい意味を持たせる。彼が扱うテーマは、現代の消費社会が生み出す残骸から部分的に崩壊している空き家など。こういった既に存在するモノの新しい形や美学的思想にローカル要素を注入したアイデアをもくろむ。彼の作品は、歴史や記憶、保全計画中の建物やモノ、増殖を続けるカタチなどを、新しい発想で部分的に再構築するという試みである。
偽物のスポーツシューズの残骸
画像: designboom
オランダ人デザイナーであるサンダーは、今年の北京デザイン・ウィークにて、期間限定の旗艦店を大柵欄通りに設けた。この架空のポップアップの靴屋では、彼がセレクトした安い偽物のシューズという‘素材‘を切り貼りし、地域の靴職人と新しい作品を制作。新しいローカル・プライドを掘り起こしたこのイニシアティブは、職人と産業のコラボレーションというインターアクティブなプロジェクトになった。
このプロジェクトは salon/1 amsterdamによって実現した。
地域の靴職人が残骸を使って新しい靴をつくる
ハイキング・ブーツがローファーと合体したスニーカーに縫い付けられる
素材(靴の残骸)
再構築中
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大柵欄通りの旗艦店に様々なパーツが展示される
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sander wassinkがプロジェクトの説明を行う
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‘新しく‘再構築された靴
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sander wassink が再構築された靴のサンプル(スニーカーサンダル)を着用する
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デザイナーsander wassink
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