エマニュエル・ムホー展|100色が新宿クリエイタ―ズ・フェスタで行われ、タイトル通り、100色が840枚の虹色として天井から空間に溢れ出す。これらの色は、「紙」の竹尾が提供する多種多様な色と素材から選びだされている。この鮮やかなインスタレーションは、様々な角度から楽しむことがポイントとなっており、会場にはビーンバッグ・チェアが用意され、下から座って眺めるなど、色々なアングルからの見方が提案されている。また、壁にはインスタレーションで使われている100の丸いカラーチップが設置され、来場者が好きな色のまわりにステッカーを貼るというアート・プロジェクトが併設されている。
100色展は、新宿三井ビル1階の55スクエアにて、9月29日まで展示されている。エマニュエル氏は、その後も巡回展として開催する新しい会場を検討中である。
「はじめて東京の街を見た時、
街に溢れている色に衝撃を受け
東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、
そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、
街は様々な「レイヤー」で構成され、
その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、
複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は
私のデザインコンセプト「色切/shikiri」の原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして
事務所設立10年を向かえた今、
色の魅力を最大限に表現して、
たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。
あなたの好きな色を見つけに来てください。」-エマニュエル・ムホー
840のシートによる色彩を宙を舞う
間近で見るグラデーションの様子
100色 全体の様子
来場者には、座って様々な角度から見ることをお勧めする
壁に設置された100の丸いチップの中から好きな色の周りに来場者がシールを貼る
インスタレーションの模様