日本人メディア・アーティストのスズキユウリは、ルクセンブルグの美術館MUDAMで、彼の過去の作品'color chaser'を展開した作品'looks like music'というオーディオ・ビジュアル・インスタレーションを展示。これは、dentakuがデザインした不思議な形をしたミニチュア・ロボットの数々が、色が様々な音程になるマーカーで彩られた黒い回線をたどるというものだ。一般来場者は、回線に色とりどりのマーカーで追記することで、オーケストラに参加するということになる。このインスタレーションでは、5種類の色使いがmark mckeagueのシンフォニーとなって奏でられる。ロボットの形によってユニークな効果音源があり、ドラム音やコンピューター・ノイズなど、遊び心ある聴覚的カオスを創り出す。
不思議な形のロボットの数々が黒いフェルトペンに書かれた回線をたどる
不思議な形のロボットの数々が黒いフェルトペンに書かれた回線をたどる
'basscar' は、低いベースの音を奏でる
'glitchcar' は、コンピューターのノイズ音
'arpeggiocar' はアルペジオ
'drumcar' は、様々なドラム音
'melodycar' は、コードとメロディ
color chasers test
video courtesy yuri suzuki
MUDAMでのインスタレーションの様子
MUDAMでのインスタレーションの様子