ネルソン・マンデラが逮捕されたナタール・ミッドランドの地に建つMarco Cianfanelliによるナショナルモニュメント、2012年製作
写真提供:Marco Cianfanelli /Jonathan Burton
南アフリカ出身のアーティスト、Marco Cianfanelliが、平和活動家で政治家のネルソン・マンデラが1962年にアパルトヘイトの警察に逮捕されてから50年目の記憶としてモニュメントを制作した。6.5mの幅、9mの高さのマンデラの横顔が、コンクリートを打った地面にアンカー留めされた50本の鋼柱によってが描かれている。この彫刻のフォルムは、この指導者の27年に渡る平等の権利への努力とかつて人種差別によって国民を分離した政府をを象徴している。このノーベル賞受賞者のモニュメントは南アフリカの地方都市、ダーバンから南へ90kmの街、ホーウィックに建てられた。
Cianfanelliは自らの作品について次のように語る。「これはマンデラの逮捕の象徴性を通じて、苦闘において獲得された勢力を表現している。50本の柱が彼の逮捕から50年を表すと同時に、多数の人からなる全体像、すなわち一致団結を示している。これはマンデラの投獄という政治行為が、皮肉にも彼の社会的地位を努力の象徴として確立したことを示唆している。そしてこの事件が政変と民主化を実現するための抵抗、団結、反乱のうねりをかき立てるきっかけにもなった。」
離れてみたところ
写真提供:Visual News
写真提供:Marco Cianfanelli /Jonathan Burton
写真提供:Marco Cianfanelli /Jonathan Burton
インストラクションを横からみたところ
写真提供:Visual News
左:塗装と設置前の切り出された金属部材
右:設置工事
写真提供:Visual News
部材のひとつ、でこぼこしたエッジのディテール
写真提供:Marco Cianfanelli /Jonathan Burton
モニュメント
写真著作権:Brendan Copestake