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Pop-Up Paradises - Manuel Ameztoyによる拡張する布の切り細工のインスタレーション

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Manuel Ameztoy氏による「Pop-Up Paradises」、2012年作
630平方メートル
写真提供:Faena Arts Center 

アルゼンチン人のアーティスト、Manuel Ameztoy氏によるサイトスペシフィックな個展「Paraísos Desplegables (またはPop-Up Paradises)がブエノスアイレスのFaena Arts Centerにて行なわれている。630平方メートルのインスタレーション空間はギャラリーのカテドラルの表面に様々な切り細工と縫い目のない布を貼付けて構成されている。Ameztoy氏の「Pop-Up Paradises」に対するコンセプトは、エキシビションスペースの領域内にたたずむアート作品としてそれ自身が、その形態を導き出した場所から取り除かれたかもしれない何かにありきたりの光景を変換することであった。このようにして氏はFACのカテドラルに森のような、苔に覆われた風景を布地で表現することを可能にした。ビジュアル的な対話に引き込むために制作された作品はまた影響を及ぼす環境に再び交わっていく。そして人工的なランドスケープと自然環境がエキシビションスペース全体に渡って広がるスクリーン上に穏やかに共存しながら描写される。

Ameztoy氏の布の切り細工によるエキシビションは2012年8月12日まで開催中。


布の切り細工は今ではAmeztoy氏の作品になくてはならない手法


ピンク、マロン色、ベージュのカーテンはエキシビションスペースの中央に向って先細りになり、また玄関ホールには銀色の布が掛かっている


緑の長い布が天井に取り付けられたところから床に流れ落ちるように床に広がる


様々な高さの変化に富んだ切り細工の布のセグメントと影が壁から部屋の中央にのびていく


天井に固定された白い布がギャラリー内に浮かぶ雲のような雰囲気を醸し出す


玄関ホールの中央のカーブを描く階段に縁取られて布が天井から滝のように落ちる


白い切り細工の作品を別の角度から見たところ

Vernissage TV/Henrichy0205ytによる「Manuel Ameztoy at Faena Arts Center, Buenos Aires」


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