ALTS DESIGN OFFICEの手がけた「小舟木の家」、滋賀県
写真提供:ALTS DESIGN OFFICE
滋賀県のエコ村に建つALTS DESIGN OFFICEの水本純央氏と久我義孝氏の手がけた「小舟木の家」では屋外環境の本質的要素を思い起こすような自然で埋め尽くされたインテリアを施主に提案している。古代の人の記憶や彼らの自然と共生した暮らし、そして四季の変化を楽しむ日本人の心から生まれたこの住宅は居住空間の中心に木々が存在する。 また木は仕上げに多く使われる材料で、キャビネットやテーブル、椅子に使用している木の厚板をアクセントとして壁に貼っている。1階はコンクリートの床を一部剥がし、小さな砂利を敷き詰めて様々な高さの木を植えている。そして安全な足がかりとして飛び石のように木板が砂利の上に敷かれており、オープン階段の踏み面として上階へと続く。
1階に設けられた小さな区画に植えられた低木
砂利の上にはめ込まれた木板
あちこちに置かれた観葉植物によって住人は自然と共生する
子ども部屋
夜はライトアップされる木々
夜の様子
平面図/1階
1. 駐車スペース
2. アプローチ
3. 玄関
4. 洗面所
5. 土間
6. 寝室
7. リビングルーム
8. ダイニング/キッチン
平面図 / 2階
9. ベランダ
10. ヴォイド
11. 書斎
12. 子ども部屋
13. ロフト
プロジェクト情報:
名称: 小舟木の家
構造: 木造
階数: 2
延べ床面積: 132.31 m2
所在地: 滋賀県
竣工: 2012年3月