Florian Busch Architectsによる「高田馬場の家」、東京
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
全ての写真はFlorian Busch Architectsの好意により掲載
東京に拠点を置く建築事務所、Florian Busch Architectsが都内の狭小地に細長い住宅「高田の家」を最近完成させた。大きな土地をどんどん細分化していく中で副産物として生まれたこの土地は幅4.7メートル、長さ22メートルという細長い形態をしており、2棟の既存建物の隙間として残されていた。土地いっぱいに伸びるこの住宅は垂直に立ち上がるコンクリートのエレメントが90度に曲げられ壁や床、屋根面を形成することで、各階から互い違いの方向へ視界が開けている。通りから見ると外観はその堅固さと開いた側面をガラスで覆った軽快な構成を表現しながら、断面によって明瞭に示される。この建物の周囲の余白を視覚的に取り入れ利用することで、限られた面積ではあるが住人は空間の解放感を実感できる。またこの住宅は都市の文脈内において変化する季節を眺められる場所であると同時に、近隣との関係性を発展させていく。内部空間は通常の仕切り壁の代わりに繊細な布製のカーテンで仕切ることで、各階の細長い空間を強調している。
(左)螺旋階段
(右)ガラス窓が連続する廊下
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
ダイニングエリア
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
(左)廊下
(右)書斎コーナー
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
(左)リビングスペース
(右)3階のキッチン
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
(左)図書コーナー
(右)浴室
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
浴室
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
(左)3階のキッチン
(右)2階のリビングエリア
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
上階のテラス
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
夜景
写真著作権:Hiroyasu Sakaguchi – AtoZ
敷地図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
1階平面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
2階平面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
3階平面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
断面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
断面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
断面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
立面図
イメージ著作権:Florian Busch Architects
パース
イメージ著作権:Florian Busch Architects
プロジェクト情報:
用途: 3階建て住宅
立地: 東京
敷地面積: 104 m2
延べ床面積: 153 m2 + 26 m2 ルーフテラス
構造: 鉄筋コンクリート構造
チーム:
FBA: Florian Busch、宮崎佐知子、山脇ももよ
構造: OAK(新谷眞人、川田知典)
設備: YMO(山田浩幸、土屋なつみ)
テキスタイルデザイン: 安東陽子
写真: Hiroyasu Sakaguchi (AtoZ)
施工: 薮崎工務店