Olekによる「I do not expect to be a mother, but I do expect to die alone」(私は母親になるつもりはなく、孤独な死を待っている)
全ての写真はTony's Galleryの好意ににより掲載
Olek: I do not expect to be a mother, but I do expect to die alone
Tony's Gallery, ロンドン
2012年3月23日まで開催
ポーランド出身でニューヨークを拠点に活動するアーチストAgata olek氏 (olek)による新しいかぎ針編みのインスタレーションの写真が送られてきました。ロンドンのTony's Galleryで開催中の展覧会「I do not expect to be a mother, but I do expect to die alone」(私は母親になるつもりはなく、孤独な死を待っている)は英国内における氏の初の個展です。パブリック・ファイバーアートや彫刻そして空気等で膨らませた作品などで有名なOlekが今回は、氏の独特なスタイルであるカモフラージュのモチーフを用いたかぎ針編みで完全にギャラリースペースを埋め尽くした立体的でミックスメディアの空間を作り上げました。
このインスタレーションのコンセプトはもともとは氏が制作したアパート空間の空いた壁等に再度表現したSMSのテキストやEメールのメッセージなどといった文章が主体となっています。かぎ針編みされた文章の作品に加えて、ベッドルームのシーンは完全に繊維素材で包まれた家庭用品などで構成されています。このエキシビションは最近英国へ移った彼女自身の経験の物理的な現実化を表現したものです。
「これは単なるアパートのインスタレーションではなく、現在における人生、愛、信頼そして渇望の反映であり、女性としての私自身の人生の漸進なのです。私のカラフルで大胆なユーモアの煌めきでカモフラージュしたテキストメッセージやEメール、そして個人的な所有物や経験、、そして血や汗と涙、愛液などを女性アーチストとしていっしょくたにまとめたものです、人生を続ける際にみんながやるように。」-Agata Olek
インスタレーションの様子
インスタレーションスペースに置かれた二つのオブジェのディテール
「so we r over?と編まれたショッピンカートの詳細
アーチストのトレードマークである鮮やかなカモフラージュ模様に編まれたボウルのディテール
Tony's Galleryにて作業中のOlek
ベビーベッドのカバーを編んでいるOlek
アーチストとその作品