no.555の設計による福島県の「KKC」
写真は全てno.555の好意により掲載
写真著作権は鳥村鋼一氏に帰属
神奈川県に拠点を置く建築事務所no.555(土田拓也氏主宰)による地上から浮いた1層の個人住宅「KKC」。今回紹介するこの木々に囲まれた敷地に建つ住宅は、中央に路地を設けることで子どもたちのための屋外空間を確保しながら、居住空間を地上から切り離すことで既存の庭を残すように設計されています。
玄関に向う階段
写真著作権は鳥村鋼一氏に帰属
施主の両親の家に隣接したこの住宅設計では、家族のメンバーのための開かれた共有スペース及びコミュニケーションのレベルの確立に焦点を当てています。住宅本体の下部に生まれたシェルター部分は屋外活動のための広範囲な多目的エリアとして機能します。ひと組の線形ボリュームとして柱に支えられたこの住宅は隠れた窓が特徴的で、周囲の住宅地に対して非常に高度なプライバシーを保つことができます。
street elevation - windows closed 通り側のファサード、窓が閉まっているところ
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通り側のファサード、窓が開いているところ
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家の下に設けられた屋外スペース
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通りから見たところ
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アプローチ
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建物に向けて開かれた脊髄のような中央の路地によって分断された建物は、共有プログラム(リビング、ダイニング、キッチン)を寝室空間から離して構成されています。細長く続く遊び場ははわずかに起伏する地形へと続き、こどもたちのミニゴルフコースとして自然芝で覆われています。両側面を床から天井までのガラス窓で挟まれたこの空間の隙間によってたくさんの自然光が室内に取り込まれ、また2つのボリューム間の視覚的コミュニケーションが生まれます。
センターアレイ
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ミニゴルフコース
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室内の様子
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キッチン
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ダイニングエリア
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リビングスペース
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ベッドルームから中央路地空間を見たところ
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夜のセンターアレイ
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リビングルーム
写真著作権は鳥村鋼一氏に帰属
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平面図/地面階
(1) 車庫
(2) 屋外テーブル
(3) 物置
(4) 備品庫
平面図/1階
(5) 玄関
(6) センターアレイ
(7) リビング / ダイニング / キッチン
(8) 洗面所
(9) 浴室
(10) 主寝室
(11) 子供部屋
(12) 子供部屋
(13) 客室
(14) 主寝室
(15) テラス
縦断面
(1) センタ—アレイ
(2) 庭
(3) 車庫
横断面
(1) リビング /ダイニング / キッチン
(2) 寝室
プロジェクト情報:
敷地面積: 365.88 m2
建築面積: 198.25 m2
延べ床面積: 340.67 m2
構造設計: Frameworks - Akimoto Megumi氏