ブルックリンを中心に活動するクリエイティブエージェンシーのBREAKFAST NYは、pointsというウェブの力を最大限利用した新しいプロジェクトをまたもや発表した。世界的に最先端の標識といわれるpointsは、3つの矢印が近隣の場所を示しているような、一見普通の指示標識に見えるが、twitterやRSS 、foursquareといった様々な情報源と同期して、インターアクティブに情報を提供する。重要なのは、オンライン上の情報源であればほぼ全て適用範囲内であること、そして、どのような場所でも活用出来ることである。
'points' - the most advanced directional sign on earth
video courtesy breakfastnewyork
pointsが案内標識という目的で使用されている様子
pointsは、回転可能な電気インターフェイスで、ワイヤが絡むことなく、半永久的に360度のどの方向でも指すことが出来る。360度のローテーションを可能にするために特別なエンコード回路や磁気センサを搭載し、厳密に正しい角度を表示出来るようになっている。アルミニウムを使用することにより軽量化をはかり、16,000のLEDを使うことで角度を気にせず見やすい標識に仕上がっている。
NYで、designboomの tweetが表示されている様子
pointsが360度回転するための仕組み
pointsの仕組み:上部
街の標識と会議案内標識としてのpoints
オンタイムのデータと同期することで、観光客や住民に対して最新の情報を提供しながら、地域のレストランやショップ、公園、美術館のPRも出来る。また、デジタル看板としてのpointsは、会議等の通路に置くことによって、出席者に対してセミナーやイベントの情報、近くの施設といった情報を供給することが出来る。
Points: 乗換案内とスポーツ・イベントで活用した場合
リアルタイムの情報を連動させ、バスや電車、飛行機などの出発または到着時刻を知らせたり、スポーツ・イベント観戦では、オンタイムの統計やファンが喜ぶ情報を流すことが出来る。
企業やエンターテイメントの使用例
企業は、データを利用して、その地域の関連店舗やウェブサイトで行われているイベントなどの情報を歩行者に届けることが出来る。また、音楽愛好家に付近のコンサート情報を流したり、大きいコンサート会場内では案内標識に使うといたことが可能である。