フランス生まれでアムステルダムに拠点をおくデザイナーのLise Lefebvre氏とMaxime Morel氏が、「Laboratory of Food Analysis」を制作した。
Lise Lefebvre氏とMaxime Morel氏による「Laboratory of Food Analysis」、バナナの抽出プロセス
写真著作権はdesignboomに帰属
東京デザイナーズウィーク2011にて、デザインアソシエーションとレストランガイドZAGATの共同主催による(そしてdesignboomが推進する)デザインコンペのために、フランス生まれでアムステルダムに拠点をおくデザイナーのLise Lefebvre氏とMaxime Morel氏が、「Laboratory of Food Analysis」を制作しました。輸送コンテナを利用したプレゼンテーションの場において、栄養補助と食品産業及び現代人の個別化した自然健康療法の相互作用的分析を行ないます。
来場者はこの疑似的科学実験に参加することができ、その個人のニーズに適合した「栄養カード」をラボが製造するために研究アシスタントが彼らの身体評価を行ないます。まず「Laboratory of Food Analysis」が行なう診察によって収集された生理学的情報に基づいた参加者の栄養上のニーズと一致する植物性インクでテキストが印刷された食用ペーパーを植物抽出エキスに浸します。実験プロセスの最終過程として印刷されたカード型の補助食品を食します。このプロジェクトは食品栄養産業によって独占される極度に単純化された栄養見解への滑稽な批判として考察されました。
実験所の様子
実験所を訪れた人の視力テストを行なうMaxime Morel氏
実験参加者から生理学的情報を収集するLise Lefebvre氏
参加者の情報収集結果と栄養カード
参加者のデータと栄養カード
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Lefebvre氏とMorel氏曰く、
「例えばメガネをかけた人で唾液に微量のアルカリPHをもっている場合、視力を改善するために高い割合のカロチンを含む栄養カードと、PHを整えるために柑橘類の抽出エキスで印刷されたカ—ドを受け取ることになります。」
参加者のデータと栄養カード
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実験所の道具
植物抽出プロセスの詳細
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植物抽出プロセスの詳細
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抽出した植物エキスが浸された食用ペーパー
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この疑似科学システムによってPHレベルを調べるために唾液のサンプルを集める
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実験所アシスタントはディバイダーの後ろに現れるこの情報の分析と共に参加者の生理学的情報を挿入する
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参加者は自分にどんな栄養が必要なのか知るためにこの食品分析情報を挿入する
写真著作権はdesignboomに帰属
「Laboratory of Food Analysis」によって作られた参加者のニーズを示すPH値
Lefebvre氏とMorel氏によるスキーム・ドローイング
「Laboratory of Food Analysis」のコンセプト
Lefebvre氏とMorel氏によるレンダリング
「Laboratory of Food Analysis」のコンセプト
Lefebvre氏とMorel氏によるレンダリング