「n12」Continuum Fashionによる3Dプリントされたビキニ
Continuum Fashionのデザインによる「n12」は既製品の衣類としては初めての完全に3Dプリントによって制作されたビキニです。
このビキニは前述のテクノロジーによる複雑さに対する可能性と同様にフレキシブルな表面の制作に対する技術的挑戦を実証しています。
何千もの円状のプレートが薄いばねでつながっており、フレキシブルでありながらもその形態を維持するような完全に新しい素材を生み出しています。
このビキニの名前の由来でもあり出力された素材であるNylon 12は、もともと防水性なので水着などに適しています。
「n 12」はRhino 3D CADというプログラムを用いてデザインされ、3Dプリントされた布の構造を制作するために特別にアルゴリズムのスクリプトで書かれています。また任意に二倍にカーブした表面上における複雑な「circle packing」方程式を用いています。なめらかで敏感なパターンのために、円のサイズは形態の曲率および縁の状態に対応する必要があります。それゆえ、見た目の美しいデザインは完全に構造的デザインによって左右されるのです。
「digi-fabric」(デジタルファブリック)のディテール
黒のビキニトップ
CAD によるモデル
パターン化プロセス
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