画像 max lamb, gemma holt, peter doubleday
ロンドンで活躍するデザイナーのmax lambは、砂と海を用いたオーガニックな成型による ‘ピューター・デスク’を大地に溶融金属を流し込む手法でキャスティング。この成型プロセスには、彫像的な作品を左右する手作業や長い待ち時間を伴うパフォーマンス・アート的な要素を兼ね備える。ゆとりを持って作業を行うため、低潮が最も長く続く時期を見計らって、型となる三角が連なった幾何学的パターンを砂浜に刻みこむ。そこへ180 kgの溶かされたピューターが流し込まれる。その後、一時間少しで冷却され、ビーチでテーブルが誕生。テーブルの脚や裏側には、砂のザラザラとしたテキスチャーや粒子があらわる反面、テーブルの表面はスムーズで液体が流れるようなサーフェスが特徴である。
ピューター・キャスト・デスク
浜辺にたたずむ作品
マックス・ラムが三角が連なった幾何学的なパターンを砂に刻む
マックスのチームが溶けたピューターを流し込むための準備を行う
流し込まれた溶融金属の冷却
素材感
マックスが完成した作品に塩水をかける様子
砂浜に置かれたデスクと海