アパレル企業のワールド北青山ビルのロビーに現れたのは、「更新するベーシック」をキーワードに長く付き合える商品を展開するワールドベーシックスの2013AWの展示会とスキーマ建築計画による専用ディスプレイ什器とコンセプトモデル。建築家たちは、受付や接客用テーブルセットが設置されたロビーの中に、特注のディスプレイセットを用いた展示をレイアウトした。展示空間の中に、如雨露やミシンといった異質なものや見慣れたものをミックさせることによって、企業のロビーにおける通常のビジネスシーンや接客テーブルセットといった異なる空間との一体化を可能にした。
「ベーシックという概念は、社会の需要やテクノロジーによって、常に更新される」と、スキーマ建築計画のクリエーターは語る。
「更新するベーシック」がデザインに託した課題は、一般的なディスプレイ什器を変えること。 木材の展示用ラックやスポンジのディスプレイ台など、柔らかい素材と固い素材の組み合わせで展開。この展示は、「シンプルだが掛替えのない存在」というコンセプトを反映しつつ、ビルに訪れる方を出迎えている。
ワールドベーシックスの2013AWの展示会とスキーマ建築計画による専用ディスプレイ什器とコンセプトモデル 画像: kenta hasegawa
「更新するベーシック」をテーマにしたディスプレイ用什器 画像: kenta hasegawa
ワールド北青山ビルのロビーでの展示 画像:kenta hasegawa
受付や接客用テーブルセットと並ぶ不思議なオブジェ 画像:kenta hasegawa
異質なものと見慣れたものが同居する 画像:kenta hasegawa
ディスプレイ什器の コンセプトモデル 画像:kenta hasegawa
スキーマ建築計画によるカスタムメードのディスプレイ什器 画像:kenta hasegawa
如雨露と洋服用ラックがワールドの北青山ビルにディスプレイされる
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什器のデザインは、柔らかい素材と固い素材のミックス 画像:kenta hasegawa
ディスプレイ台は、スポンジのような素材で出来ており、寄りかかりやすい 画像: kenta hasegawa