オランダのデザイナーdaan roosegaardeは、体の動きなどに反応してエルサレムの洞窟内に光を灯すドームをつくった。何百という'smart flowers(スマート・フラワー)' によって構成される大きな球体が体の動きに反応し、影と銀色の光で zedekiahの洞窟内を飾る。エルサレムで最大とされる20,000平米の洞窟には、斑点とスマート・フラワーに照明があてられて出来た模様が映し出される。このスペースは、アメリカの作曲家であるフィリップ・グラスによる’the light’の楽句に合わせ、洞窟の空隙内で起こる、無形でテクノ・ポエティックな行為の拡張になる。
'lotus dome(蓮のドーム)': studio roosegaardによるハイテク・フラワーの数々
大きな球体が、人の動きやタッチに反応ard
daan roosegaarde は、世界的なクリエイティブ・カンファレンスの数々に招待され、講演を行っている。彼の個性あふれるインターアクティブなデザイン・システムは、ケープタウンで開催されたdesign indaba 2013といったイベントで展示され、彼が考える未来のデザインや、独自の 'techno-poetry(テクノ・ポエトリー)'という構想等とともに紹介される。彼のアート活動は、目に見えないデジタル・インフォメーションを人の行為や動きに反応するインターアクティブ・インスタレーションとして表現することである。
影や銀の光によるパターンが洞窟内に描かれる
画像:studio roosegaard
最近では、belgrade design week にて、アナログからデジタルへの移行や、体の動きとテクノロジーなどといったテーマに関わっている。
'smart lotus foils'は、光や人の動きに反応する
エルサレムで最大の洞窟(20,000平米)
常に入れ替わる光のパターンと壁の斑模様
人による刺激がないと、 花びらが閉じる
花びらの詳細
変化に反応するホイルは、マイラーのフィルムを何重もの層に重ねて作られている
ドームのすべての面に光が届く
daan roosegaardの連の花が洞窟を彩る
'lotus(連)'が人のタッチに反応する様子
フランス・サンマドレーヌの'lotus dome(蓮のドーム)'
フィリップ・グラスによる’the light’の楽句に合わせ、洞窟の空隙内で起こるテクノ・ポエティックな行為
daan roosegaarde
portrait © designboom