PHミュージアムのビジュアリゼーション - Christopher Shelleyによるレンダリングでカメラ力学を引用した形態
FR-EEによる「PHミュージアム」は写真術や写真器材を展示するためにデザインされた文化施設で、砂漠地帯に計画されたこのミュージアムの巨大なキャノピーは、水や植物が存在する屋外パブリックエリアの日除けとして機能する。
カメラ技法に影響を受けたこのミュージアムの空間構成は、複雑なカメラレンズを模倣している。プログラムは建物の中心から放射線状に計画され、またこれらの空間が螺旋状の傾斜路によって空間の連続性を強調するように繋がっている。
ファサードは外側に大きく開いた鉄骨造と地産石の薄いパネル張りからなり、複雑な六角形の模様のイスラム様式のモチーフを表現している。石製パネルの孔がメインロビーに自然光を注ぎ、空間に表情を与える格子状の影を作り出す。環境条件の細心の制御が不可欠なエキシビションスペースではファサードの口径を縮小させている。
プロジェクト情報
用途: 文化施設
面積: 3800 m2
設計期間: 2012
チーム
Fernando Romero
Sergio Rebelo
Antonia Wai
Ryan Kukuraitis
Fernando Torres
Yimin Yang
Luying Guo
Kai Liao
aAex Middleton