Snarkitectureによる「Drift」がDesignmiami/ 2012のメイン会場を訪れる来場者たちを歓迎する
写真著作権:designboom
OMA、ザハ・ハディド、ヘルツォーク&ドゥムロンと言った世界的に有名な建築家による多くのプロジェクトと共に、ニューヨークに拠点を置く事務所、Snarkitectureによる作品が、Designmiami/ 2012を飾った。
彼らの出展作品であるパビリオン「Drift」は、この1週間にわたるイベントのメイン会場を訪れる世界中のビジターを迎え入れる。メイン会場では専門家同様の人々が公平な発表の場で円熟した、もしくは新鋭のクリエイターの作品展示を見ることが可能だ。
昨年のイベントでのDavid Adjayeによるデザイン(designboom内の過去の記事はこちら)におけるコンセプトをさらっと模倣したようなこの構造体は、軽量鉄骨の箱型フレームが膨らませたビニール製のチューブを挟んでいるのが特徴的だ。同面に沿ってスライドしながら空気の詰まったシリンダーの束が、傾斜するトポグラフィーを形成するキャノピーを作る。洞穴を逆さにしたようなそのキャノピーの下は、入場する前にしばしくつろげるように来場者たちを迎え入れる。頭上の構造体の固まりに設けられた割れ目やヴォイドから断片的に自然光が注ぎ込み、白色の様々なマテリアルの周囲で跳ね返る。つらら状の鍾乳石の下は開放的な空間となっており、この建築家たちによってデザインされたグレーの柔軟なチューブ状の椅子が訪れた人たちの交流と会話に一役買っている。
膨らませた白いチューブのキャノピーを支持する細い金属フレーム
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夜間のパビリオン
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膨らませたビニール製のチューブを束ねて屋上構造を形成
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膨らんだチューブのキャノピーの下に生まれた逆さまのトポグラフィーが洞窟のような空間を形成する
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仰視図
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内部を照らし出す自然光が構造体のヴォイドから差し込む
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キャップ
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パビリオン「Drift」のコンセプトスケッチ
レンダリングイメージ著作権:Snarkitecture
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