Clément Briendによる「Journées Du Patrimoine, Domaine De Saint-Cloud」、2012
フランス人アーティスト、Clément Briendは、プロジェクションアートという媒体を用いて、夜間の写真世界を探求する。彼の最近の試索、「Journées Du Patrimoine, Domaine De Saint-Cloud」は、パリに生える樹木の間に潜む表現的なガーゴイルのイメージを描いたものだ。この夜行性の図像は葉々の自然な質感を利用して、まるで生きているかのような鮮烈な光の視覚表現を生み出す。これらの巨大な作品は、フォトクオリティをもつ大きな複合フォーマットプロジェクターによって作られる。光の流れを完全に最適化するために、彼はフラッシュを備えた連続光源をこのプロジェクターから取り除き、またプロジェクターのオプティカルな部分を改造している。
Briendによる作品の説明:
「それ自体に誠実すぎることのない世界を写真に収めたいと常に願って来ました。また自分が撮る写真の中に光によって入り込み、変換できるような装置を考えてきました。そしてプロジェクションを含む写真に焦点を当て、その結果投影されたイメージを見せることでそのアイデアが実現したのです。」
夜行性の図像が葉々の自然な質感をうまく利用している
これらの巨大な作品は、フォトクオリティをもつ大きな複合フォーマットプロジェクターによって作られる
非常に現実的に見える図像
プロジェクションアートという媒体を用いて、夜間の写真世界を探求する
Briendは、大規模な図像を作り出すためにプロジェクターを改造した
パリでのプロジェクション
「Cambodian Trees」、2012
プノンペンにて
インスタレーションに使用されるプロジェクター
Clément Briendによる多様なプロジェクションプロジェクトを紹介する低速度撮影の動画