バルセロナのアントニオ・ガウディ作のサグラダ・ファミリアのファサードに初のマルチメディアプロジェクション「Ode à la Vie」が実現
写真著作権:Moment Factory
3万2千人の見守る中、バルセロナのアントニオ・ガウディによるサグラダ・ファミリアで初のマルチメディアプロジェクションが繰り広げられた。モントリオールに拠点を置くデザインスタジオ、Moment Factoryによるプロジェクトだ。再生と希望の物語を描いたこの大規模な作品、「Ode à la Vie」が、大聖堂の独特で複雑なファサードに投影され、宇宙の創造の比喩的な解釈を表現している。作品は、色彩を「生命の本質」と唱えたこの有名な建築家のオリジナルのカラースケッチを参考にしている。
15分間の建築マッッピングディスプレイが、色と光と音から生まれた生きたフレスコを映す。壮観なショーを高揚させるクラッシックかつエレクトリカルなサウンドトラックは、Anthony rozankovic (1から5) とMisteur Valaire (6と7)が担当。世界で最も有名な教会のひとつであるサグラダ・ファミリアのファサードが意欲的なデジタルアートワークによって変容する。またこのファサードの質感溢れるディテールの特性から、マッピングが今までのプロジェクトよりさらに複雑であることがわかるだろう。このショーでは16台のビデオプロジェクター、13台のコンピューター、25台の可動式照明を使用する。大勢からなるチームがショーの音、光、ビデオエレメントの制御ために、独自のX-アゴラソフトウェアプラットフォームを駆使し、完成まで4ヶ月を要した。
プロジェクションの様子
ビデオ著作権:Moment Factory
プロジェクションを見つめる32, 000人の観客
写真著作権:Moment Factory
巨大なスケールのこの作品は再生と希望の物語である
写真著作権:Moment Factory
ビジュアルと共に繰り広げるクラッシックでエレクトリカルなサウンドトラックはAnthony Rozankovic (1から5まで) とMisteur Valaire (6と7)が手がけた。
写真著作権:Moment Factory
サグラダ・ファミリアの質感のあるファサードが今までのプロジェクトより複雑な作品であることを示している
写真著作権:Moment Factory
ファサードが音と色と光によって生命を吹き込まれる
写真著作権:Moment Factory
プロジェクト情報:
エグゼクティブプロデューサー: Éric Fournier
プロデューサー: Johanna Marsal
マルチメディアディレクター: Nelson de Robles
脚本家: Mareike Lenhart
クリエイティブディレクター: Sakchin Bessette
テクノロジーディレクター: Dominic Audet
クリエイティブコラボレーター: Dominic ChampagneとBrigitte Poupart
オリジナル曲: Anthony RozankovicとMisteur Valaire
照明専門家: Dominic Lemieux
オリジナルアイデア: Jacques Renaud (Renaud - Architecture d’Événements)