最近出版された複製本と自分のスケッチブックを見比べる建築家の藤本壮介、designboomとの対談にて
写真著作権:designboom,著者: 藤本壮介,出版: ラース・ミュラー出版,初出版: 212年,サイズ: 240ページ、13 x 21 cm,ISBN978-3-03778-327-6
http://www.lars-mueller-publishers.com
「描く線は常に不確かで、次の線がどこにつながるか、知る由もない。しかし、描き続けていると、何か新しいものが必ず見えてくる。そして脳、目、手、紙、空間の無限のダイアローグから新しい建築は生まれる。」
建築家、藤本壮介
内容
建築家、藤本壮介のスケッチブックの複写であるこの本を眺めると、未編集の彼の思い、手、思考のプロセスに近づくことができる。小さなページナンバーが、拾い読みしやすいように振ってある。後ろのほうには、著者が「自身との対話」として、スケッチとの関係性、彼の受けた影響について説明するページが挿入されている。各ページと関係のあるプロジェクトのインデックスもついている。この完全に複写した本は、いわば、創造のプロセスの絵図である。
designboomは建築家との対談で、この本について、また建築界でのその重要性についてディスカッションを行なった。
藤本壮介のスケッチブックのリリースは、Wang Shuの「Imagining The House」(いずれもラース・ミュラーの出版)との共同サイン会で行なわれた。それは2012年ヴェネチア建築ビエンナーレのスイスパビリオンでのことだった。このパビリオンに関してはdesignboomでも紹介している。
「Imagining The House」に関するdesignboom内の記事はこちら。
この本をぼくに?
この本は、建築家自身に捧げられる。アイデア、コンセプト、所作、表現のスケッチのみで、第三者による語りや説明は一切ない。いくつかのハンドドローイングに見られる持続した興味やデザイン方針は、非常に貴重な内容を評価するために、自分自身を導く建築家の思考の旅において絶対不可欠なものである。
自身のスケッチブックについて説明する藤本壮介
ビデオ著作権:designboom
藤本壮介とオリジナルのスケッチブック
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建築家による短い説明とインデックス
写真著作権:designboom
写真著作権;designboom
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左)自分のスケッチブックと複製本を比較する藤本壮介
右)designboomのために特別版にサインする著者
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カバー
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カバー
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