David Machにる「Matchead」 シリーズのひとつ「Picasso」、2007年作
スコットランド出身のアーティスト、David Machはマッチ棒やコート用ハンガー、ハガキ等ありふれたモノを注意深く扱いながら巨大なスケールをもつインスタレーションを作り上げる。今回、Machがdesignboomに彼の最新作品であるコート用ハンガーを何百個も重ねてまるで本当に生きているかのような「Tiger」の写真を送ってきてくれた。この作品はジェノバのOpera Galleryで展示される予定。
Machはまた、ごく平凡なモノを注意深く構成することが必要な多数の作品を作ってきた。その中の最も特徴的な作品は「Matcheads」シリーズで、色の着いたマッチの先を使って彼自身が想像する様々な肖像を立体的な作品に仕上げる。同じ作品領域に属する「The Devil」と「Jesus」は、エジンバラのGalway Arts Festivalで行なわれた彼の最近のエキシビション「Precious Light」で、点火され、燃え尽きた。その他の作品にはスヌーピーやマリリン・モンローといった有名なアイコンを表現するために大量に集められたカードを理路整然と並べて作り出す「Postcard」シリーズなどがある。
「チャップリン」、2009年作
「ベティ・ブープ」
「ガンジー」、2008年作
「Devil」、2011年作
「Devil」を構成するマッチ棒が燃えている様子
コート用ハンガーで作られた「Tiger」、2012年作はジェノバで展示される予定
アーティストのスタジオに置いてある「Tiger」
「Cheetah」と「Ttiger」
「Layed Back」、 2012年作
クリスマスカードで作られた「Love」、2012年作
「Golgotha」、2011年作