SOAアーキテクツによるパリの「Urbanana」
写真提供:SOA
2012年、フランスの建築事務所、SOAが急成長する都市環境における農業の革新への研究と実現のためにAgricultural Urbanism Lab(LUA)を設立。2棟の住居ビルの間に固定された「Urbanana」は、もはやヨーロッパでは見られなくなった種も含めてバナナ科の栽培に充てた室内菜園である。地上1階には廃棄物管理とエキシビションエリアが設けられている。日光と季節のサイクルを通して成長する植物なので、内部は最大の室内容積と太陽光を利用するために従来のフローリングシステムは排除され、それぞれの部門への行き来に必要最小限の橋が架けられている。金属製の枠組構造は巨大な温室のような大規模なヴォイドを覆う内部構造から切り離された透明なカーテンウォールを支持している。
上空から見たところ
人工光
内部の橋
断面パースペクティブ
(左)敷地図
(右)高さを示すダイアグラム
(左)空間ダイアグラム
(右)栽培を表すダイアグラム