Atelier Bruecknerによる「Caltex Pavilion」、麗水市(韓国)
写真提供:Atelier Brueckner
写真著作権:Nils Clauss
麗水で開催中の韓国万博のエネルギーのシンボルである「Caltex Pavilion」はドイツの建築事務所のAtelier Bruecknerが手がけた韓国の石油会社、CS Caltexのためのパビリオンである。水田を思わせるこの構造体は草の葉のように風に揺れる高さ18mの自立する308本のエレメントで構成されている。来場者がこれらの細い柱を触ると、イルミネーションの鼓動が波打ちながらファサードを通って送られ、明るく照らされた外観にインターアクティブな要素を加える。敷地の真ん中には社会的ネットワークのための空間的連続性を提供する星形の閉じられた内部空間が設けてある。隆起した角部から中へ入ると、鏡張りの壁によってエネルギーフィールドの領域が無限に屈折している。
上階の高さ7mの部屋ではCS Caltexの自然との調和した関係性を描いた白黒の詩的な映像がパノラマで映し出される。空間内で来場者の落す影が逆投影のサーフェイスとなり、個々へのメッセージとなる。
葉のようなコラムを下から眺めた様子
写真提供:Atelier Brueckner
メインのショー
写真著作権:Nils Causs
夜間のイルミネーション
写真著作権:Nils Causs
写真著作権:Nils Causs
写真著作権:Nils Causs
写真著作権:Nils Causs
写真著作権:Nils Causs
平面図:1階