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    Steve Moore or PXL8Rによる「Perler Snoop Dogg」2012年作
    写真提供:アーティスト

    アメリカ人アーティストのSteve Moore or PXL8Rはパーラービーズを使って驚くほど詳細に有名人の顔を描写する。鮮やかな色合いのプラスチック製の小さなビーズを11 x 11インチ四方に配列し、アイロンの熱で溶かすとこれらの現代有名人のフォトリアリスティックなモザイクが出来上がる。PXL8Rは顔の画像をまず研究し、パーラービーズで肖像を再制作する前にデジタルでイメージをピクセル化することによって簡単に認識できる顔の非常に高度にディテール化した画像を作ることができる。

    「ビーズメーカーが個々に提案するよりも広範囲な色彩範囲に達成するために、いろいろな色を集めたアメリカのパーラービーズ、イギリスのHamaのビーズ、そしてスウェーデン製のNabbiビーズを使っています。これらの肖像画は額縁に入れることもできますが、個人的には肖像画自体が立っているほうが良いと思います。これらはプラスチック製で額縁による保護が必要ないですから。」PXL8Rより


    「ブリトニー・スピアーズ」


    「ジョン・レノン」


    「ウィー・ハーマン」


    「ハリソン・フォード」


    「ステファン・コルベルト」


    「クロエ・カーダシアン」


    「ラリー・デビッド」


    「スカーレット・ヨハンセン」


    「ティナ・フェイ」


    「サミュエル・L・ジャクソン」


    「エレン・デジェネレス」


    「クリストファー・ウォーケン」


    「ポール・ジアマッティ」


    「スティーブ・ブシェミ」


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    Raw Colorによる「Cryptographer」
    写真提供:デザイナー

    オランダのデザインスタジオ、Raw Colorがコードに訳された言語をもとにしてパターンを生成する暗号専門装置、Cryptographerを開発した。ミラノデザインウィーク2012のDutch Invertuals 「retouched」エキシビションにて発表されたこのプロジェクトでは主にデジタルで宙に浮かぶ何か実体のない、機械の内部に存在するスクリーン上でのみ読解可能となる個人的なメッセージとその伝達の概念を探っている。Rawスタジオのパターンメーカーはこの文章をフィジカルなものにする。

    Cryptographerのプリントヘッドに取り付けられたペンを経由して布に漂白が施される。特別なアイコンに変換された各アルファベットの文字がある種の暗号化したコードをつくることで結果としてユーザーの原文入力によってパターンが常に変化する。漂白剤がそれぞれの織物染料に対して異なる反応を起こし、最終パターンの陰影をさらに多様なものにする。またプリンターに送られた文字の量によって大きさと比率が決まる。

    最終的なソフトウェア及びインターフェイスはRemon van den Eijnden氏とPeter Bust氏のコラボレーションで開発された。Bart van der Linden氏が基本プログラミングとエンジンの直接制御部分を開発。そしてStudio Wattはエンジニアリング及びエレクトロニカを担当。


    「Cryptographer」と「コード化された」パターン


    ユーザーの原文入力によって暗号化されたある種のコードが絶えずパターンを変化させる


    異なる原文入力によって出来上がったテキスタイル

    作業プロセス:

    パターンを作り出すために独自のアイコンへ変換される文字


    サンプル


    文字&記号とそれらに連鎖するアイコン


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    「フェルナンド・ベンチ」

    ICFF (2012年5月19〜22日まで開催)の期間中、Julian Mayor氏がニューヨークの21st Twenty Firstギャラリーにて新しい作品2点を発表する。

    「「ミラー・テーブル」と「フェルナンド・ベンチ」はコンピュータ及び縮小模型にて開発されました、しかし実際の制作過程(曲げ加工/溶接)では作品に深さの層が加わります。製造過程での加熱による歪みによって表面上の渦の中に光が溜る効果が生まれます。」- Julian Mayor


    「フェルナンド・ベンチ」


    「フェルナンド・ベンチ」


    「フェルナンド・ベンチ」


    「ミラー・テーブル」


    「ミラー・テーブル」


    「ミラー・テーブル」


    ニューヨークの21st Twenty Firstギャラリーに展示された「ミラー・テーブル」


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    ソウルに計画されたWest 8による「Yongsanパーク」
    写真著作権:West 8 Urban Design & Landscape Architecture
    写真提供:West 8

    ロッテルダムに拠点を置くアーパンデザイン&ランドスケープアーキテクチャーの事務所、West 8と韓国の事務所、IROJEが共同で「Yongsan Park」を設計。これはソウルのInternational Competition for Master Plan of the Yongsan Parkの最優秀賞を獲得したプロポーザルである。このマスタープランでは保護壁によって孤立した都市組織の中心に位置する243ヘクタールの土地を公園に変える計画を提案している。日本及びアメリカの占領時代に軍事基地として使用された場所の緑地に自然と文化、過去と未来を融合した質の高い計画を居住者に提供する。

    この計画では人工的な開発区域内において本来の環境を取り戻しながら、失われた生態系システムを復活させかつこの地域の歴史と特性を敷衍する。都市文化を構成しつつこの公園は癒しのコンセプトを通して都市をサステイナブルな方法論へと導く。韓国の社会及び景観価値に従って、湖を作るために地面を掘り起こし、その土を懐かしい風景を再現する起伏に富んだドラマチックな地形をつくるのに利用する。土手や川、蓮池の間には緩やかな草地が広がる。この公園は韓国市内における初の国立公園であり、規模やプログラムに関してはニューヨークのセントラルパークに匹敵する。


    ガーデンフェスティバル開催地における未来の庭園

    歴史の層をベールを取ることで、既存の車道及び構造物は再利用もしくは修復され、倒壊した建物の残った基礎の上に新しい建物が配置される。またいくつかの建物跡は公共広場や寄り合い場所としての「Mandang」のために花崗岩のデッキが敷かれる。


    LEDに照らされる池


    LEDが光る谷間


    光り輝く滝


    都市建築を眺める


    Mandangの草地


    園内の橋


    Hangang-Roのメインゲートに架かる橋


    敷地図


    敷地図


    公園と街のインターフェイス

    プロジェクト情報:
    プロジェクト: Yongsan Park
    立地: 韓国、ソウル
    設計期間: 2012年
    着工: 2017年〜
    敷地面積: 243ヘクタール
    予算: ated 24 april 2012年4月24日現在のレートで770 mio 米ドル
    施主: 韓国Ministry of Land, Transport and Maritime Affairs of the Republic of Korea
    設計チーム: Adriaan Geuze, Martin Biewenga, Edzo Bindels, Karsten Buchholz, Hyeyoung Choi, Juan Figueroa Calero, 
    Maria Castrillo, Kenya Endo, Gaspard Estourgie, Shane Fagan, Pieter Hoen, Perry Maas, Winnie Poon, Eva Recio, Mart Reiling, 
    Matthew Skjonsberg, Daniel Vasini, Joris Weijts, Marco Medrano, Igor Saitov
    共同チーム: Iroje Architects & Planners, Dong Il Engineering Consultants, Prof. Kim, Bong-Ryol (Korea National University of Arts) 
    , Prof. Kim, Nam-Choon (Botanist and Professor of Dankook University)
    ※敬称略


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    Atelier Bruecknerによる「Caltex Pavilion」、麗水市(韓国)
    写真提供:Atelier Brueckner
    写真
    著作権:Nils Clauss

    麗水で開催中の韓国万博のエネルギーのシンボルである「Caltex Pavilion」はドイツの建築事務所のAtelier Bruecknerが手がけた韓国の石油会社、CS Caltexのためのパビリオンである。水田を思わせるこの構造体は草の葉のように風に揺れる高さ18mの自立する308本のエレメントで構成されている。来場者がこれらの細い柱を触ると、イルミネーションの鼓動が波打ちながらファサードを通って送られ、明るく照らされた外観にインターアクティブな要素を加える。敷地の真ん中には社会的ネットワークのための空間的連続性を提供する星形の閉じられた内部空間が設けてある。隆起した角部から中へ入ると、鏡張りの壁によってエネルギーフィールドの領域が無限に屈折している。

    上階の高さ7mの部屋ではCS Caltexの自然との調和した関係性を描いた白黒の詩的な映像がパノラマで映し出される。空間内で来場者の落す影が逆投影のサーフェイスとなり、個々へのメッセージとなる。


    葉のようなコラムを下から眺めた様子
    写真提供:Atelier Brueckner


    メインのショー
    写真著作権:Nils Causs


    夜間のイルミネーション
    写真著作権:Nils Causs


    写真著作権:Nils Causs


    写真著作権:Nils Causs


    写真著作権:Nils Causs


    写真著作権:Nils Causs


    平面図:1階


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    EGOのためにFerruccio Lavianiがデザインした「 Sipario Container」

    イタリア人デザイナーのFerruccio Laviani氏がEGOのために「New Renaissance」というタイトルの家具のコレクションをデザインした。その中のひとつ「Sipario Container」はAubussonのタペストリーを表面に貼った波状の木製キャビネット。もともとは中央フランスのクルーズ近辺の渓谷あたりで作られていたこの独特なタイプのタペストリーは彫刻や原寸の図版から発展した。このキャビネットには牧草地と谷に囲まれた農地で作業する数人の男女が描かれている。この種の典型的な織物美術作品として、周囲を花とパターン化した葉の模様で縁取っている。

    このキャビネットはミラノデザインウィーク2012開催中にミラノサローネ国際家具見本市にて展示された。


    タペストリーの質感


    木製カバーを取った状態で上から見たところ


    カーブを描く扉に貼られたタペストリー


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    2011年10月にオープンしたStockport Infiniti centerにて発表される生見臣司氏による「Infiniti Passion」

    写真著作権:Mike Dodd

    高級車ブランドINFINITI国際デジタルアートコンペティションのテーマである「Inspired Performance」の栄えある優勝者の発表を行なった。

    日本人応募者の生見臣司氏が南フランスのマルセイユにある欧州50箇所目のINFINITIセンターで去る3月22日の夜に行われた式にて勝利を得た。 NBBRデザインコンサルタンシーとコラボレーションしたデジタルアーティストの生見氏は、欧州の最も新しいINFINITショールームでのオープニングセレモニー開催中に当カテゴリーの6名の優勝候補者が発表したインスタレーションに対してゲストが投票した最も多くの票を獲得した。

    東京出身の現在37歳の生見氏は「Infiniti Passion」と題された氏の卓越したインスタレーションに対して、500人のVIPの前で欧州中近東エリアのINFINITI副社長のBernard Loire氏より賞金1万ユーロを授与した。これらのゲストの中にはOlympique de Marseilleサッカーチームのスター選手やフランスのメディア、 同業者、そしてもちろんINFINITIの主催するコンテストのグローバルパートナーであるdesignboomのメンバーの顔も見られた。


    生見臣司氏
    写真著作権:designboom

    生見臣司 + NBBR、「Infiniti Passion」
    優勝した作品のデザインは車の「内部」の次元に焦点を置き、その可能性を見ることができるINFINITI Gクーペモデルに人目を引く投影イメージのシリーズから構成されている。車体の上部及び側面に隠されたプロジェクターによって火、石、雨、水、製造パーツ、ペイント、そして葉っぱの映像が車内を満たしながらまるで車のボディに流れ落ちているかのように映し出される。これら全てのエレメントは、INFINITIの車の構築の基礎となる「Inspired Performance」に対してある種の素材もしくはシンボリックなつながりを示唆する。

    今回コンペに提出された生見氏のオリジナル作品、またInfiniti Gallery and Showroom Opening in Stockport, UKに関するdesignboomの記事に掲載されている「Infiniti Passion」の写真も合わせてご覧いただきたい。

    「Infiniti Passion」及び生見臣司氏へのインタビューの動画


    優勝者の生見臣司氏の受賞場面

    受賞候補者の生見臣司氏、 Jan Yiska氏、Juraj Rattaj氏とJackson Tayler氏へのインタビュー
    ビデオ著作権:designboom

    「Inspired Performance」の審査員でINFINITI EuropeのマーケティングディレクターのJean-Pierre Diernaz氏の「The Infiniti Digital Art Competition」の初めてのテーマを祝う式典でのコメント:「誇れるべきその著しい達成に関して生見臣司氏とNBBRにお祝いを述べたいと思います。このコンテストは本当に成功し、我がブランドの中心となる「Inspired Performance」という哲学を探求することを通して我々は隠れた才能をみなさんの前にお見せする事ができました。このコンテストでは並外れたクオリティの作品を発掘することができ、また世界中のあらゆる場所に存在する芸術への情熱と創造性をはっきりと示しています。このことは真の国際デジタルアートコンペティションをさらに築きあげていく上での確固たる基礎となるでしょう。」

    優勝者の生見氏が加えてコメント:「おそらくINFINITIコンペティションほど可能性の感覚を喚起するコンペは他にはないでしょう。これらのイベントの主催及び我々の作品を試作することは非常に沢山の作業であり、また芸術に向けて偉大なる手腕と情熱がかかっています。私個人としましては、世界中のアーティストたちが彼らの感性を表現できる媒体としてこのコンペが勢い良くこれからもずっと行なわれて欲しいと思います。」

    この第一回コンペティションには71カ国から531人のデザイナーが応募。先秋designboomでは6点の受賞候補作品を紹介した。この6点のプロジェクトの中からエキシビションの後、オンライン及び現地での一般投票をもとに優勝作品が選ばれた。

    6名の最終候補デザイナーたち:
    「Infiniti Passion」、生見臣司 + NBBR、日本
    「Value added」 、Jan Ziska + Juraj Rattaj、 スロバキア共和国
    「Crystalline DNA」、 Brano Hlavac、スロバキア共和国
    「Highway of Light」、 Bob Trempe + Roman Torres、アメリカ
    「Synthesised by Nature」、 Jackson Tayler、英国
    「Presence」、Sanchit Sawaria + Palash Singh、インド


    自作品の前に立つJackson Tayler氏
    写真著作権:designboom


    受賞式で披露されたJackson Tayler氏 (英国)による候補作品「Synthesised by Nature」


    Jan Ziska氏 + Juraj Rattaj氏

    写真著作権:designboom

    Jan Ziska氏 + Juraj Rattaj氏による「Value Added」
    写真著作権:designboom


    受賞式で披露されたJan Ziska氏 + Juraj Rattaj氏(スロバキア共和国)による候補作品「Value Added」


    左から時計回り:受賞候補者のJuraj Rattaj氏とJan Ziska氏、生見臣司氏、Jackson Tayler氏、そしてCirque Du Soleilのパフォーマー

    披露された3人の受賞候補デザイナー、Juraj Rattaj氏と生見臣司氏、Jackson Tayler氏はフランス国内及びヨーロッパから集まった審査員メンバーとVIP達と共に出席

    マルセイユのINFINITIセンターの公式落成式に参加した人たちは同時にCirque Du Soleilによる素晴らしいパフォーマンスも楽しんだ。


    Infiniti Europe及びMiddle Eastの副社長、Bernard Loire氏と生見氏


    INFINITI Europe,Middle East, India, Africaのマーケティングディレクター、Jean Pierre Diernaz氏と生見氏


    「Infiniti Digital Art Competition」の提出作品の間に展示された「FX Sebastian Vettel」

    写真著作権:designboom

    尚、F1世界チャンピオンのSebastian Vettel氏がデザイン協力した限定生産の「FX」(詳しくはdesignboom内の記事を参照。)を含む新しいINFINITIの車も紹介された。


    Sebastian Vettelのロゴ
    写真著作権:designboom


    「FX Sebastian Vettel」の前に立つマルセイユサッカーチームの選手たち(授賞式及びギャラリー展示会のVIP参加者)


    写真著作権:designboom


    マルセイユに誕生した新INFINITIセンターは授賞式及び優勝者発表の場として活躍

    ※一部敬称略


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    Annie Vought氏による「I am crossing the ocean with two others on a pice of paper'」、2012年作
    写真提供:Annie Vought

    Annie Vought氏の手書きと切り抜きによる文章のコレクションに新たな作品が加わり、その写真がdesignboomに送られてきた。カリフォルニアのオークランドに住むこのアーティストは、自身が受け取る無数のEメール、SMS、即時のメッセージやTwitterへの投稿などに疑問を持ち、それ以来デジタル形式のメッセージを拒否することにした。Vought氏の切り抜き文章の作品シリーズでは、彼女自身が見つけたり書いたり又は受け取った様々なメモや手紙を殴り書きし、これらの文章を大きな紙に引き延ばしている。そして氏によって切り抜かれた即席のコミュニケーションの再解釈は、切り抜かれたそれぞれの文字を囲む間の部分を生じさせる。そしてVought氏のExact-o-Knifeのような筆跡の中に言葉の選択やつづり間違い、そしてオリジナルの筆者の人間らしさと共にお互いにつながった網状の文字が現れる。

    自身の作品について「私はコンピューターを通してたぶん一度も会ったことのない人とも連絡をとったり、リアルタイムで大切な人たちとコミュニケーションがとれます。しかしこのどこででも可能なアクセスと快適性によって、私たちは手で触れることのできる手書きの文字を失いつつあります。手書きの記録というものは個人個人の物語の断片であり、彼もしくは彼女自身にかかわらず、その書き手がしばしば現れるものです。文字はそれが書かれた瞬間に我々が誰であるか、または私たちが残した全ての個性と時間を証明するものです。」と語っている。


    「I am crossing the ocean with two others on a pice of paper'」、2012年作
    30 x 38インチ
    ハンドカットペーパー


    「I am crossing the ocean with two others on a pice of paper'」のディテール

    「手書きの文字と行がカットペーパーの構造を支えており、脆く見えるこの切り抜かれた紙を頑丈かつ彫刻的に保っています。そして記述と表現に関する入念な研究において文章や構築、そして文字の感情などに焦点を当てています。筆跡や言葉の選択そしてつづりは全てその人物が誰でありどんな人なのか可能なストーリーを繰り広げます。私が文字を再構成するということは人々の内なる人生やその人たちが書く事を通してどのように自分が思っていることを表現することに関するさらなる研究を意味します。」- Annie Vought


    「I took the girl to walk in circles」、 2012年作
    23 x 28インチ
    ハンドカットペーパー


    「it sounds fantastic on the floor.」、 2012年作
    23 x 28インチ
    ハンドカットペーパー


    「PS your so cool」、 2011年作
    38 x 32インチ 
    ハンドカットペーパー


    In The MakeのKlea Mckenna氏によるアーティストの写真


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    AlvinT Studioの手がけた「Porterhouse」
    写真:Martin Westlake
    写真提供:AlvinT Studio

    ジャカルタに拠点を置くAlvinT StudioのAlvin Tjitrowirjo氏によるコンテンポラリー・フュージョンレストラン「Porterhouse」がインドネシアのPantai Indah Kapukに完成した。2階建てビル「Shop-House」に誕生した592平方メートルのこのダイニングレストランは、カジュアルでローカルな雰囲気を作り出している。店内空間はシースルーの格子で仕切られ、屋外エリアの一部はいくつかの大きなクッション付きベンチで構成されている。2階のセミプライベートなダイニングエリアはアンティークのドアと窓枠で閉じることで、親密でかつプライバシーの守られた空間に変わる。また地元の人たちが気軽に集まれるように長い木製のテーブルがモダンな籐の椅子と一緒に設えてある。

    インテリアデザインに関しては地産地消主義的アプローチを起用している。レンストランで使用されたほとんどの材料はジャワの各地から集められた再生材である。このレストランで使用されている家具の多くはこのプレジェクトのために特別に制作されたもので、たったひとつのものを特別生産するいう島のクラフトマンシップの文化を反映している。空間の仕切り及び壁の幾何学模様として機能する窓の格子は昔のジャワ様式住宅から回収したもの。そしてクッションには手作業による臈纈染めの現代的な模様が施されている。これら全てのエレメントが一緒になって現代のインドネシアのアイデンティティを反映する漸進性を見せている。


    格子壁のあるダイニングエリア


    客席


    アップサイクルの家具


    空間の仕切りとして使用されている中古の窓


    1階


    2階


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    Tom Sachs氏による「Space Program: Mars」、2012年作
    写真著作権:designboom

    designboonはデザインウィークのためにニューヨークに滞在中、ニューヨーク市内のThe Armoryで行なわれているアメリカ人アーティストのTom Sachs氏による新しいスペース・オデッセーのインスタレーション「Space Program: Mars」を訪れた。

    この広大なエキシビションはSachs氏がNASAの数回に及ぶ火星探査を演出したもので、NASAの遠征の旅で使用された火星の風景、発射台、地上管制センター、探検用車体からありとあらゆるものを独自に概念化及び具体化している。この4週間にわたるイマーシブなアート的実験では約5000平方メートルのギャラリーをアーティスト特有のブリコラージュテクニック(材料は彼の住むニューヨーク市で簡単に手に入るものを使用)によって作り上げられた大規模な宇宙観測のための巧妙なオブジェの展示で埋め尽くしている。このエキシビションは最近終了したNASAのスペースシャトル打ち上げ計画及び民間化され始めた宇宙飛行、米国におけるますます極性化する貧富拡大や創造への問いかけなどに対するアーティストの探究心を表現している。

    「「Space Program: Mars」では商品調達システムやエンターテイメントから農業や人的廃棄物処分まで、そして生存方法、科学的調査、地球圏外の開拓における必要な全てのことを実演しており、Sachs氏と13人の彼のスタジオチームが定期的に種々の操作や彼らのミッションへの任務を遂行することでインスタレーションを操ります。チームはさらにこの兵器庫跡のギャラリーで離陸から着陸までの様々な様子を真似しながらリアルタイムで実演し、何度も火星に向って打ち上げを試み、また惑星での周遊や火星での初めての歩行なども収集した科学的なサンプルや撮影した周囲の景観によってリアルに実演します。」- Tom Sachs氏からの説明

    なおこのエキシビションはSachs氏の宇宙をテーマにした2回目のインスタレーションであり、最初の銀河を探求するエキシビションはGagosianでの展覧会「Space Program」で展示された。


    模倣の地上管理センターで働く人
    写真著作権:designboom


    「NASAインテリジェンスセンター」を構成するモニター
    写真著作権:designboom


    地上管理センターで見つけた空のウォッカボトルとFisher-Priceの鉄琴
    写真著作権:designboom


    ICFFのオープニングパーティも開催されたWade Thompson Drill Hallで行なわれているエキシビション「Space Program: Mars」全体の様子
    写真著作権:designboom


    Sachs氏が独自に解釈したNASAのロゴが付いた折りたたみ式の椅子がエキシビションの方に向って階段状の空間に並べられている
    写真著作権:designboom


    「教化」センター
    写真著作権:designboom


    修繕したSachs氏のイメージするへんてこな観測ユニットが火星の表面に着陸したところ
    写真著作権:designboom


    インスタレーションによるビルディングセンター外に停められてい3台の空中浮遊する自転車(2台は牛乳ケース、1台はラックが付いている)
    写真著作権:designboom

    ハイテクな建物及び情報センターに似せるために再構成された数々のたわいもないオブジェクトが長方形の台座に並べられている
    写真著作権:designboom


    ビルディングセンターの折りたたみ式椅子に腰掛ける人
    写真著作権:designboom


    写真著作権:designboom


    「Hot Nuts」マシーンのディテール
    写真著作権:designboom


    上部に大文字で「RED BEANS AND RICE」と書かれたフードスタンド
    写真著作権:designboom


    「RED BEANS AND RICE」スタンドの金庫を守るミニチュアの人形
    写真著作権:designboom

    デルタ航空でジョン・F・ケネディ空港に着いた小さなミサイルと思しきものがぎっしり詰まったスーツケース
    写真著作権:designboom


    火星のボコボコした表面を模倣した赤い台がギャラリーのあちこちに設置されている
    写真著作権:designboom


    ミニチュアの火星の山に登ろうと延々と挑戦しているように見える宇宙探検車
    写真著作権:designboom


    左:造成された地形とミニチュアの戦車のそばに立っているSachs氏によるカジュアルなNASAのユニフォームを纏ったギャラリーの人たち
    右:約5000平方メートルのインスタレーションスペースを見たところ
    写真著作権:designboom


    集められたもので作られた戦車が修理屋にて休止中
    写真著作権:designboom


    巨大な空間が一般に開かれ、Sachs氏の火星の探検を経験できる
    写真著作権:designboom


    日用品で組み立てられたオブジェは数年前実際にNASAの宇宙飛行士が用いたものをほとんど完璧に再製している
    写真著作権:designboom


    キャンピングカーがNASAのスペースビーグルに様変わり
    写真著作権:designboom


    改造された輸送オブジェのインテリア
    写真著作権:designboom


    エキシビション内の宇宙飛行士の装備品と柔軟体操のリストを収納する組織的システム
    ここで紹介するクルーの装備品の一部はTom Sachs氏がNIKEとのコラボレーションでデザインした「NIKECraft」で「Space Program: Mars」プロジェクトをベースにしている
    写真著作権:designboom


    宇宙服と火星探検のインスタレーションにおける研究所
    写真著作権:designboom


    Tom Sachs氏による「Space Program Marsの予告編」


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    ALTS DESIGN OFFICEの手がけた「小舟木の家」、滋賀県
    写真提供:ALTS DESIGN OFFICE

    滋賀県のエコ村に建つALTS DESIGN OFFICEの水本純央氏と久我義孝氏の手がけた「小舟木の家」では屋外環境の本質的要素を思い起こすような自然で埋め尽くされたインテリアを施主に提案している。古代の人の記憶や彼らの自然と共生した暮らし、そして四季の変化を楽しむ日本人の心から生まれたこの住宅は居住空間の中心に木々が存在する。 また木は仕上げに多く使われる材料で、キャビネットやテーブル、椅子に使用している木の厚板をアクセントとして壁に貼っている。1階はコンクリートの床を一部剥がし、小さな砂利を敷き詰めて様々な高さの木を植えている。そして安全な足がかりとして飛び石のように木板が砂利の上に敷かれており、オープン階段の踏み面として上階へと続く。


    1階に設けられた小さな区画に植えられた低木


    砂利の上にはめ込まれた木板


    あちこちに置かれた観葉植物によって住人は自然と共生する


    子ども部屋


    夜はライトアップされる木々


    夜の様子


    平面図/1階
    1. 駐車スペース
    2. アプローチ
    3. 玄関
    4. 洗面所
    5. 土間
    6. 寝室
    7. リビングルーム
    8. ダイニング/キッチン


    平面図 / 2階
    9. ベランダ
    10. ヴォイド
    11. 書斎
    12. 子ども部屋
    13. ロフト

    プロジェクト情報:
    名称: 小舟木の家
    構造: 木造
    階数:  2 
    延べ床面積: 132.31 m2
    所在地: 滋賀県
    竣工: 2012年3月


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    草間彌生氏によるLouis Vuittonのためのデザイン

    今年始めにdesignboomでフランスの老舗ブランドLouis Vuitton(LV)と日本人アーティストの草間彌生氏のクリエィティブなコラボレーションに関する記事を紹介した。このコレクション「Infinitely Kusama」は7月10日に販売開始であるが、すでに草間氏がデザインした衣類、バッグジュエリーそして靴などの写真はすでに目にすることができる。これらの商品は彼女のテーマカラーである黒 x 黄色そして赤 x 白のコンビネーションを基調に氏の代表的な水玉模様があしらわれている。

    「Infinitely Kusama」というタイトルの初登場のコレクションは、ニューヨークのホイットニー美術館で行なわれる草間氏の回顧展のオープニングに先駆けて2日前の2012年7月10日に販売開始。


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    Company & Companyのデザインによる「Corner Ladder」

    バルセロナのデザイン事務所、Company & Companyが家庭内の狭いスペースのために作った「Corner Ladder」の写真を送って来てくれた。この改良された便利な道具は平らにたためるだけでなく垂直に一本の柱に圧縮することができるように作られている。蝶番とダボによって開閉がしやすくなっている一方、木製の部分は構造的な安定性を担っている。折り曲げられた横棒が収まるためのスペースをフレームにくぼみをつけることで確保。こうして横棒とフレームが一体化する。


    はしごをたたんでいる様子


    蝶番とダボによって簡単にはしごがたためる


    制作過程


    ビデオ著作権:Co&Co


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    Klik Systemsによるインスタレーション「Luminous」, 2012年
    それぞれの窓敷居に埋め込まれた小さなLEDと制御システムはKlik Systemsによる開発
    写真著作権:David Clare氏
    写真提供:デザイナー

    オーストラリアの照明システム会社、Klik Systemsがシドニーの最も新しい商業地区、ダーリング・クウォーターにてDarling quarter Commonwealth BankSydney Harbour Foreshore AuthorityLend Leaseの協力のもとに カナダ人の照明ディレクター、Bruce Ramus氏の指揮による世界最大のインターアクティブな光のインスタレーションを行なった。

    敷地に建つキャンパススタイルの2棟の4階建て建物全体に広がる静と動のLED光のインスタレーションによって、建物のファサードはデジタルアートの背景に変わる。150mの長さに及ぶ557枚の窓敷居に備え付けられたLEDは、建物の屋上に設置されたソーラーパネルから供給される太陽エネルギーで100%稼働しており、このアート作品のためにKlik Systemsが特別に電球と操作パネルを開発した。

    ユーザーが独自のデジタルデザインによって建物のファサードを塗り替えられるインターアクティブなブースを通して、光り輝くファサードが見る人の目を引く。またインターネット利用者はスマートフォンもしくはウェブサイト「my interactive city」にアクセスすることで、この鮮やかなインスタレーションに遠くからでも参加することができる。実際にファサードに現れる前に多少の修正を加えられる場合があるので、デザインのエントリーから企画者によるその承認が完了するまで5分かかる。このように「Luminous」では実際にインターアクティブ・ブースに訪れた人たちの操作だけでなく、海外からのアクセスによって建物の外観全体に鮮やかな光の動きをもたらすことが可能。

    光とアートデザインの祭り、VIVID sydney 2012は2012年6月11日まで開催。


    あらゆる独自の色に対する強調を変化させることで、光のディスプレイが様々な暖色の色合いの組み合わせを通って動く


    オーストラリア・コモンウェルスバンクのオフィスが入居しているダーリング・クウォーターの2棟の建物のファサードに渡って行なわれるインスタレーション「Luminous」


    様々な色合いを通してシフトするLEDディスプレイ


    様々な色をした光のシャワーが右から左へ、また左から右へ動く


    中央の池に映る鮮やかなディスプレイ


    動くLEDによるショーを斜めから見たところ


    ピンクとオレンジから青に変化するダーリング・クウォーターの建物のファサード


    オンライン上の「Luminous」の操作パネル


    シドニーの新しい商業地区をマンガのようなタッチで描いたマップ


    Ambush Galleryによる「Luminous- at Darling Quarter」


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    「Eyejusters」は目医者さんにいつでも行けるとは限らない場所で暮らす人たちへ配給するために開発された自分で調整できる眼鏡

    Eyejusters」は発展途上国に住む人々が目医者さんによる処方無しでも眼鏡が使用できるようにデザインされた安価でかつ自分で調整できる眼鏡である。このプロジェクトの背景にいる英国に拠点を置く会社は、この眼鏡の普及のためのボランティアを訓練する拠点をすでにモロッコに設けている。

    この眼鏡は「スライドレンズ」という技術の二重のレンズを使用している。これは1枚のレンズがもう1枚にスライドして重なることで、各個人の必要に応じて「処方」を変更する。「Eyejusters」のスライド式メカニズムはフレームの端に取り付けられた磁気調整ダイヤルを各々の視力に合うまで回して調整する機能を備えている。このデモ画面によって「スライドレンズ」技術をシミュレートすることができる。あるいはさらに技術的な詳細を知りたい場合はこちらから

    様々な顔の形に快適にフィットするようにゼンマイ式のヒンジとノーズパッドが付いた「Eyejusters」は様々なカラーバリエーションから選べる。また同じ「スライドレンズ」技術を利用して近視及び遠視の調整が可能。

    このプロジェクトに興味のある救援団体などの関係者は当会社のウェブサイト上にて「Distributing The Glasses」に関して詳しい内容を知ることができる。また訓練用のマテリアルも入手可能。

    「Eyejusters」を紹介するビデオ

    この会社ではまた、自己調整可能な読書用眼鏡も作っており、使用者が日中の行動と時間帯における必要に応じて微調整が可能。


    たたんである状態


    試し観


    横から見たところ/磁気によって付けられている調整用ダイヤル


    開けたところ


    斜め上から見たところ


    ディテール


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    Vhilsによる「Avero Tex」、2012年5月制作
    写真提供:Vhils

    VhilsことAka Alexandre Farto氏が彼の継続するシリーズ「scratching The Surface」の中から壁を削って描く新しいグラフィティの作品をdesignboomに紹介してくれた。ポルトガル生まれでロンドンにて活躍するVhilsの作品は、建物など構造体からモデルの顔がまるで浮かび上がっているように平面を削り取って精密な肖像を表現するのが特徴。作品に対して彼曰く「これらの作品の意図は、持続するであろう象徴の図像的作品を制作する、つまり生命の無い壁に人生に対する考えを彫ることです。無機質で灰色の都市景観において、我々の実際の本質が何であるかまた我々は何処から来たのかを示す常軌は容易に失われてしまうので。」

    アートと都市性に対する自らの再概念を具体化するために、Vhilsは脱構築の手段を用いて作品を制作する。まず作品の原材料として様々な都市で放棄された壁面にイメージを投影して再利用する。そしてこれらの建物の壁面に人物像を表現するために投影された原型の線にそって手を加えていく。原型を用いた作業が終了すると、今度はハンマーや空気ドリル、鑿やその他の工具を使って削り取っていき、切片の取り除かれた壁に様々な大きさの作品が彫られる。最終的にある特定の都市環境とその地域社会にもたらされたまさに人間的生活の両方のコンビネーションから生まれる作品である。このようにVhilsは現代的かつ縦断的な遺跡発掘現場にて、拡大する都市空間でしばしば見落とされる忘れ去られた顔と人間的側面を表現している。


    まるで工業施設の内部から現れたような若い男性の顔


    作品のディーテール


    製作中の「Avero Tex」


    最初に壁面塗ってから削り取っていき、詳細な肖像を表現する

    「作品を作る時、固定されたエレメント(ポスターに使用されるステンシル、彫られる壁)を持つようにしています。しかし同時に作品の最終的な形に変化し、影響を与えるような素材の性質など可変的エレメントも大事です。私自身が作品の最終的な形を決定するわけではありません。自分がしていることを完全にコントロールしたこともしたいとも思ったことはありません。予期しない不確かなものに惹かれます。私は決してコントロールできないものを作ることに興味があり、それは私が探求したいこういった儚い性質のものだったり、物質の移ろいやすさや非永遠性なのです。私の作品は常に故意なる変化の中に存在します。人間の試みの全ては、変化に対抗できる制度上の構造体を作り上げることで維持に執着してきました。そして自然は全くその逆で、常に変成と盛衰そして変化を繰り返しています。ただこのような儚い状態を強調することだけに興味があるわけではなく、その気にさせて扇動することが好きなのです。」- Alexandre Farto Aka Vhils氏からのコメント


    壁を削って描かれた肖像


    「Alfalma」、2012年5月制作

    Vhilsによると「作品のシリーズのほとんどは背後に重なる粗い層を表面化させながら、壁面を削り取った単純なコントラストで描く人物の肖像と都市のイメージをもとに成り立っている。」


    「Alfalma」のディテール


    「Sete Rios」、 2012年制作


    「Sete Rios」に関してはこのひげの男をさらに精度良く描くためにVhilsはもっとキャンバス空間を確保する


    作品を仕上げるために現場にたたずむアーティスト

    「この掘削作業はその過程自体が最終的な成果よりも意味のある表現であり、我々自身の持つ層を省みようとする過程なのです。またこの目的は単に解決策を考え出すのではなく、研究を行い、システムや素材、過程、エレメントと向き合い、軋轢を生み出し、個人を反映しようとする同じ環境から生じる意欲的且つ重大なプロセスやシステムとつき合わせることです。」- Alexandre Farto Aka Vhils

    壁画「Mexico All City Canvas」の夜景、2012年5月制作


    制作中の「Mexico All City Canvas」


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    「風船でできた犬」(赤), 1994-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール
    307,3 x 363,2 x 114,3 cm
    写真著作権:designboom

    Jeff Koons展
    スイス(バーゼル)のバイエラー財団美術館にて
    2012年9月2日まで開催中

    ヒューゴ・ボスとメルセデス・ベンツの支援によるアート・ウィーク・バーゼルの開催と同時に、バイエラー財団美術館では3つの重要な作品シリーズを通してアメリカ人アーティストのJeff Koons氏の過去30年以上に渡る芸術的な発展を記録した広範囲なエキシビションが行なわれている。「The New」ではKoon氏が80年代初頭に始めた既製品のような器具と彫刻シリーズを含む初期の作品が展示されている。1988年に始まった「Banality」にはポップ・カルチャーとバロック時代の芸術作品の間にある皮肉な対立を題材としているにもかかわらず、伝統的な工法による陶器と木を用いた彫刻が含まれる。

    そしておそらくKoons氏の現在までの最も意欲的なシリーズは1994年に始まった超現実的で巨大なステンレススチールのオブジェクトと大判の絵画のコレクションからなる「Celebration」で、初めてこれらの作品がバイエラーでのエキシビションのために集められた。


    「風船でできた犬」、1994-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    307,3 x 363,2 x 114,3 cm
    写真著作権:designboom


    「風船でできた犬」1995-98
    油絵
    259,1 x 363,2 cm
    写真著作権:designboom

    「Celebration」の全ての作品は、風船で作った動物やぶら下がった飾り付け、粘土やイースターエッグ、そしてバースデーケーキといった幼少時代や家族そして休暇の思い出を題材にしている。また同時にそれらのオブジェクトは超合金クロムスチールでできた壮大な空間いっぱいのスケールをもち、それぞれの無重力な外観と実際の重厚な安定感のコントラストが目を引く。またシリーズの中にはアーティストが実際に制作したオブジェクトをドレープ状の反射薄片の前に置き、それを写真に収め、図式化による加工と拡大によって予め準備した対象を描いた絵画もある。

    バイエラー美術館でのエキシビションでは、様々なオブジェクトを同じ題材を描いた絵画の隣に展示することによって、異なる媒体形式の間に興味深い相互対話を表現している。また室内全体もしくは視覚範囲全体を巨大なインスタレーションで埋めることで、観る者が幼少の頃の小ささに再び戻ってしまうような錯覚を生み出す。


    「チューリップ」、1995-2004
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製

    203,2 x 457,2 x 520,7 cm
    写真著作権:designboom


    「チューリップ」、1995-2004
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    203,2 x 457,2 x 520,7 cm
    写真著作権:designboom


    「チューリップ」、1995-98
    油絵
    282,7 x 331,9 cm

    写真著作権:designboom


    「ねんど」、1995-2007
    油絵
    333,4 x 282,5 cm
    写真著作権:designboom


    「月」 (ライトピンク)、1995-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    330,2 x 330,2 x 101,6 cm
    写真著作権:designboom


    「月」(ディテール)、1995-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    330,2 x 330,2 x 101,6 cm
    写真著作権:designboom


    「ケーキ」、1995-2007
    油絵
    318.5 x 295.6 cm
    写真著作権:designboom


    「風船でできた白鳥」(マジェンタ)、2004-2011
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    350,5 x 302,3 x 238,8 cm
    写真著作権:designboom


    「風船でできた白鳥」(マジェンタ)、2004-2011
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    350,5 x 302,3 x 238,8 cm
    写真著作権:designboom

    空間全体を占めるインスタレーションに加え、「Celebration」は子どもの象徴的フィギュアを題材にした小さめのオブジェで構成されている。「 Titi」と 「Elephant」は一瞬メタリックなホイルでできた風船で作られているように見えるが、実際はこれらも重量のあるステンレススチール製であることに騙される。


    「Titi」、2004-09
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    96,2 x 60,5 x 37,8 cm
    写真著作権:designboom


    「Elephant」、2003
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    92,7 x 73,7 x 48,3 cm
    写真著作権:designboom


    「割れたたまご」(青)、1994-2006
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    198,1 x 157,5 x 157,5 cm / 45,7 x 121,9 x 121,9 cm
    写真著作権:designboom


    「リボン」、1995-97/2010
    油絵
    259,1 x 363,2 cm
    写真著作権:designboom


    「ぶら下げられたハート」(ゴールド/マジェンタ)、1994-2006
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    291 x 280 x 101,5 cm
    写真著作権:designboom


    「風船でできた花」 (青)、1995-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    340 x 285 x 260 cm
    写真著作権:designboom


    「風船でできた花」 (青)、1995-2000
    透明カラーコーティングを施した高クロムステンレススチール製
    340 x 285 x 260 cm
    写真著作権:designboom

    特にこのコンセプチュアルなベースの代表となるのが「Split-Rocker」で、2000年にフランスのアヴィニヨンにてKoon氏によって発表されたが、今回バイエラーに再び復活した。この作品は子どもの揺り木馬と恐竜の二つのモチーフの組み合わせで、この二つのモチーフの頭を割ってその縁の重なり合わない半分ずつをくっつけたもの。「この子馬と恐竜のコンビネーションをもつ「Split-Rocker」は巨大な子どものおもちゃである「怪物のような」イメージの中に表現される正反対の対立性を具現化します。さらにKoon氏は存続を約束するモニュメントのための素材として何よりも儚い花を選んでいます。想像上の対立性の特別な相互作用においてKoon氏の芸術の真なる緊張感と力は決して小さいものではないのです。」とエキシビションキュレーターのTheodora Vischer氏は言及する。

    バイエラーではBernardaudのためにKoon氏がデザインした磁器製のオブジェクトも一緒に展示されており、「Celebration」シリーズで重要視されている同じ媒体の可変性を追求している。


    Jeff Koons氏、バイエラー財団のBerower Parkの「Split-Rocker」と共に
    写真著作権:Matthias Willi


    「Split-Rocker」、2000
    ステンレススチール、土壌用ジオテキスタイル、内蔵式潅水システム、顕花植物
    1120,1 x 1181,1 x 1082 cm
    写真著作権:Andri Pol


    Bernardaudのための「Split-Rocker」の花瓶、2012
    磁器
    36 x 40 x 33 cm
    写真著作権:designboom


    バイエラー財団美術館にてキュレーターのTheodora Vischer氏がエキシビション「Jeff Koons」を紹介


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    アルフレックスジャパンのために坪井浩尚氏がデザインした「OMEGA」
    サイズ: 560mm x 497mm x 755mm
    写真著作権:Nozomu Matsunaga

    アルフレックスジャパンのための「OMEGA」は正確な技工によって椅子を作りたいというデザイナーの坪井浩尚氏の想いから生まれた。繊細な衣のような帯が継ぎ目なく背もたれ、肘掛け、脚を通って延び、上品な容姿を醸し出している。日本の伝統技術及び手作業によって各パーツを丁寧に彫る方法を用いることで、椅子全体が繊細なディテールで丹念に仕上げられている。またこの椅子はそれぞれ無垢の厚板から立体的に作られたものであり、ナチュラルな色合いのオーク、濃いめのオーク、そしてブラックウォルナットの3種類から選べる。


    ナチュラルオークの「OMEGA」
    写真著作権:Nozomu Matsunaga


    クローズアップ
    写真著作権:Nozomu Matsunaga


    左:ブラックウォルナット、右:ダークオーク
    写真著作権:Nozomu Matsunaga


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    Nathalie Boutté氏による「GAIA」
    重ねた地図
    139 x 213 cm 
    写真提供:アーティスト

    独学のアーティスト、Nathalie Boutté氏は写真家でも彫刻家でも画家でもないが、氏の作り出すコラージュはこれら全ての要素が組み合わされたものだ。そしてこのフランス人アーティストの紙に関する知識及びこの特定の媒体の生み出す量感から彼女の作品が導かれる。まずBoutté氏は紙を細長く切って貼付ける。全ては彼女の手作業であるが故に、一枚一枚の羽根のような柔らかな効果が生まれる。作品の色調を変えるために、氏はトレーシングペーパーを組み合わせてグレーの濃淡を作る。さらに陰影効果を出すために墨汁あるいは金色のシートを用いて、色彩の範囲を広げている。


    「Ingenue」
    厚紙と重ね塗りした絵の具
    95.5 x 83.5cm


    「Enfant de Papier」
    色紙
    67 x 48cm


    「Jeune Homme à la Fleur」
    古本によってSeydou Keita氏によって1959年に撮影された写真を形成

    62 x 44 cm


    「Memories」
    厚紙と音楽百科事典
    73 x 100 cm


    「Canis Major」
    ネパール紙、トレーシングペーパー、墨汁
    80 x 60 cm

    尚、このプロジェクトはdesignboomの購読者が自らの作品が発表できる「DIY submissions」に応募されたもの。他の応募作品を参照する場合はこちらから。


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    Manuel Ameztoy氏による「Pop-Up Paradises」、2012年作
    630平方メートル
    写真提供:Faena Arts Center 

    アルゼンチン人のアーティスト、Manuel Ameztoy氏によるサイトスペシフィックな個展「Paraísos Desplegables (またはPop-Up Paradises)がブエノスアイレスのFaena Arts Centerにて行なわれている。630平方メートルのインスタレーション空間はギャラリーのカテドラルの表面に様々な切り細工と縫い目のない布を貼付けて構成されている。Ameztoy氏の「Pop-Up Paradises」に対するコンセプトは、エキシビションスペースの領域内にたたずむアート作品としてそれ自身が、その形態を導き出した場所から取り除かれたかもしれない何かにありきたりの光景を変換することであった。このようにして氏はFACのカテドラルに森のような、苔に覆われた風景を布地で表現することを可能にした。ビジュアル的な対話に引き込むために制作された作品はまた影響を及ぼす環境に再び交わっていく。そして人工的なランドスケープと自然環境がエキシビションスペース全体に渡って広がるスクリーン上に穏やかに共存しながら描写される。

    Ameztoy氏の布の切り細工によるエキシビションは2012年8月12日まで開催中。


    布の切り細工は今ではAmeztoy氏の作品になくてはならない手法


    ピンク、マロン色、ベージュのカーテンはエキシビションスペースの中央に向って先細りになり、また玄関ホールには銀色の布が掛かっている


    緑の長い布が天井に取り付けられたところから床に流れ落ちるように床に広がる


    様々な高さの変化に富んだ切り細工の布のセグメントと影が壁から部屋の中央にのびていく


    天井に固定された白い布がギャラリー内に浮かぶ雲のような雰囲気を醸し出す


    玄関ホールの中央のカーブを描く階段に縁取られて布が天井から滝のように落ちる


    白い切り細工の作品を別の角度から見たところ

    Vernissage TV/Henrichy0205ytによる「Manuel Ameztoy at Faena Arts Center, Buenos Aires」


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